『ねこむかしばなし』

◆玉手箱なねこ

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◆元となったむかしばなし


浦島太郎
むかし、あるところに浦島太郎という青年がいました。
浦島が海辺を歩いていると1匹のかめが子どもたちにいじめられています。
かめを救った浦島は、お礼に竜宮城に連れていってもらいました。
竜宮城では美しい乙姫が出迎えてくれ、たいそうなおもてなしを受けます。
時を忘れて楽しんでいた浦島は「そろそろ家に帰りたい」と乙姫に告げます。
すると乙姫はお土産に玉手箱をくれましたが同時に「絶対にこの箱を開けてはいけません」と付け加えます。浦島が地上に戻ると何十年も時間が経っていました。
途方に暮れた浦島は乙姫の忠告を忘れ、玉手箱を開けてしまいます。すると、白い煙に包まれ浦島はおじいさんになってしまうのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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