『ねこむかしばなし』

◆みにくいアヒルの子なねこ

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◆元となったむかしばなし


みにくいアヒルの子
あるアヒルの巣の中で赤ちゃんが産まれました。次々と卵からかえっていく雛のなかに、一羽だけ灰色のアヒルの子がいます。灰色のアヒルの子は色が違うというだけできょうだいからいじめられてました。
灰色のアヒルの子は耐えられなくなり、いろんなところを転々としますが、どこに行ってもバカにされ仲間外れにされてしまいます。灰色のアヒルの子はじっと我慢して一人で過ごすことにしました。
冬の間も一人でじっとしているとやがて春が訪れました。ふと、灰色のアヒルの子が水面を見ると、真っ白なとても美しい鳥が映っていました。そう、灰色のアヒルの子の正体は白鳥だったのです。灰色のアヒルの子はさっそく白鳥の仲間のもとに行き、幸せに暮らしました。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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