初詣はいつどこに行くべきか、新年を気持ちよくスタートさせるためのコツを専門家に聞きました

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『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』 (岩下宣子/主婦の友社)第8回【全18回】

知っているようで意外と知らないのが年末年始のマナー。年賀状や初詣、お年玉など、年末年始には古くからの行事や習慣、しきたりがたくさんありますが、「正しいやり方は知らない」「やっているけど理由は分からない」ということも多いはず。知らなくて恥をかいた...なんてことのないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に聞きました。今回は、毎年の恒例行事「初詣」。いつまでに、どの神社に参るべきか、意外に知らない方も多いのでは? この機会に確認しておきましょう。

初詣は家族を守ってくれる氏神様にまずご挨拶を

初詣は元日に行くものでしたが、最近では三が日や松の内と呼ばれる1月7日頃までに行くのが一般的です。
本来、初詣は大晦日から元日にかけて行くのがよいとされていて、大晦日には日没とともに天から降りてくる年神様に1年のお礼をし、元日には年神様に新年の祈願をするという意味がありました。

また、大晦日から元日に年をまたいでお参りすることを「二年参り」といい、ご利益も2倍になるとして地方各地で習慣化されています。

「初詣は、まず自宅近くの氏神様にお参りすることが大切です。氏神様は地域を守ってくれる神様なので、家族の健康と安全を近くから見守ってもらえるよう祈願しましょう」(岩下先生)

氏神様の場所を知らない人は、調べておくのがおすすめ。七五三など、家族の節目にお参りする場所にすると心強いですよ。

文/さいとうあずみ

 

岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)、『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)など著書多数。近著に『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』(主婦の友社)。

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