オオカミ少年とねこ
元となったむかしばなし
オオカミ少年
あるところに羊飼いの少年がいました。この少年はとても嘘つきで誰かを騙してはいつも楽しそうにしています。
ある日、村に出て少年は「オオカミが出た!」と叫びました。村人たちは慌てふためきます。もちろんそれは嘘で、少年は村人たちがバタバタとする様子を見て楽しんでいました。村人たちはカンカンです。
そして別の日、今度は本当にオオカミが現れます。このままでは自分の羊が食べられてしまうと慌てた少年は「オオカミが出た!」と叫びました。しかし、村人たちはどうせまた少年が嘘をついているに違いないと思い、誰も相手にしてくれません。
そのまま少年の羊はオオカミに残らず食べられてしまうのでした。