これって手伝ってもいいの? それとも甘やかし? 子どもの「できない!」への対応はどうしたらいいのか

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ユウさん「手伝ってもいいんですね。甘やかしてるようでダメかと...」

華子先生「手伝っても甘やかしにはならないですよ」

ユウさん「なんて言って手伝えばいいですか?」

華子先生「まずは気持ちを受け止めてから!『できないって思ってるんだね。じゃあお父さんは片方の足に靴下を履かせてあげる!』『アララはどっちの足にする?』と選んでもらうのもアリ!『ここでお父さん見てるからゆっくりやって大丈夫だよ』『両手で靴下を引っ張ったから履けたね』と、靴下が履けたらプロセスをほめてください。こうやって成功体験を積んでいってあげてください。信頼関係も育まれます。逆に突き放すと、困っているときに助けてくれない人と認定されてしまいます」

ユウさん「一回できたらずっとできるって思い込んでました。僕の意識を変えないといけないですね」

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華子先生のアドバイス:できないときには、大人の聞く姿勢が大事

子どもがどう感じているのか、心と耳を傾けることがなによりも大事です。大人が一言目で子どもの思いを抱きしめられるかどうかで、その先の親子のコミュニケーションに大きな差が出てきます。態度や行動など、言語以外のメッセージにも注意を払いましょう。どんな感情であっても否定せずに、言葉にして受け止め、子どもが安心できるような心理的環境を作ってあげてください。子どもが甘えてきているときは、甘えさせてあげてください。ただし、すべての感情を受け入れることは大切ですが、行動のすべてを受容したり、子どもの要求につねに迎合したりするなど、境界線を引かないのは違います。選択肢を提案したり、ゲームを取り入れたりして、子どもが楽しく協力できるように物理的環境も整えていきましょう。

 
※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。
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