怒っても言うことを聞かない子どもに不安を覚えてしまう。怒鳴らず効果的に親の気持ちを伝えるには

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華子先生「怒鳴るというのは一方的に怒りをぶつけているだけで逆効果なんですよ。怒鳴られると論理的に考える機能がフリーズし反省につながりません。アララくんが怒られてヘラヘラするのは、恐怖感や不快感が体の防衛反応として出てしまっているんです。『ヘラヘラするなんてまったく反省がない!』と、悪気があってやってると思うのは大人の主観でしかありません」

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マコさん「私がやってたことは無意味なうえに子どもにも悪いことだったんですね...反省...。怒鳴りたくないけど子どもに私の思いを伝えるにはどうしたらいいですか〜」

華子先生「ここも共感がポイントです。コツは、(1)発見(2)一呼吸おく(3)共感(4)言いたいことを伝える、です。

例えば子どもが絵本を破っているのを見つけたときも一呼吸おきます。瞬間的な怒りは6〜9秒がピークと言われています。ちょっと待ってみましょう。立ち止まった後は『やぶりたかったんだね』とアララくんの行動に共感をします。共感してから、『でも絵本はやぶるともう読めないからやめようね』と言いたいことを伝えてみて。こんな感じで、アララくんの気持ちや意思をまずは受け入れてから、声をかけるとフリーズしません」

 
※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。
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