『角川まんが学習シリーズ のびーる社会 政治のしくみ 憲法・選挙・国際社会他』

国会と内閣の関係Q&A

Q 「議院内閣制」って、どのような政治体制なの?
A 内閣が国会に対して連帯して責任を負っている政治体制。
国会と内閣は密接に結びついていて、おたがいに権力の行き過ぎをおさえるようにしているよ。このしくみを「議院内閣制」というんだ。衆議院の総選挙があれば内閣は総辞職したり、衆議院が内閣不信任の決議をしたら、内閣は衆議院を解散できるのも、内閣が国会に対して連帯して責任を負っているからなんだ。

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※罷免...職をやめさせること。

Q 内閣はどのようなときに総辞職するの?
A 衆議院で内閣不信任決議案が可決されたときや、内閣総理大臣が欠けたときなどに総辞職する。
内閣総辞職とは、内閣総理大臣と内閣を構成する国務大臣ら全員が地位を失うことだよ。総辞職する条件は日本国憲法で定められているんだ。総辞職後は、国会議員の中から新しい内閣総理大臣が選ばれ、新しい内閣総理大臣は国務大臣を任命して新内閣をつくるんだ。

 
※本記事は監修/篠塚 昭司、カバー・表紙/ブラックインクチームの書籍『角川まんが学習シリーズ のびーる社会 政治のしくみ 憲法・選挙・国際社会他』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
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