「間引き」から始めればスムーズ! 年末年始にこそ着手したい「断捨離」【やましたひでこさんが指南】

モノを捨てるための基準は7・5・1の法則

空間に対するモノの量は、目安として7・5・1の割合にします。

●見えない収納は全体の7割
押し入れ、引き出しなどの収納は、モノの通り道を作って7割の量に。

●見える収納は全体の5割
ガラス扉の食器棚など見える収納は、見た目も意識して5割の量に。

●見せる収納は全体の1割
飾り棚などは1割に。まわりの空間がモノを引き立てます。

これらはすなわち、しまいやすく、取り出しやすく、かつ美しい収納の黄金の割合です。モノがぎゅうぎゅうに詰まっているのではなく、ゆったりした通り道があれば出し入れはスムーズ。見た目もすっきりと整います。この割合を保つことがモノを捨てる基準になります。

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クローゼットは空間に余裕をもたせ、ブティックのように美しく。

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見せることを意識するところほど、空間の量を増やすのが鉄則。そうすることでモノ自体も引き立ちます。

最終的にはワンアクションの出し入れを目標に
取り出したりしまったりするまでの回数が少なければ少ないほど、行動がラクになって、ストレスなく片づけられます。アクションの数が増えるごとに取り出すのは面倒になり、しまうのにも骨が折れます。だからこそ断捨離では最終的にワンアクションでできるような収納を目標にします。たとえば箱に入れたキッチン道具なども箱から出してすぐに使える状態に。

棚や引き出しも開けて何があるか一目で分かるように重なりなどを避け、取り出したらそのまま使える流れを作ります。

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引き出しは開けたら一目瞭然なのがベスト。スカーフなどは重ならないよう丸めて立てて収納を。

取材・文/細川潤子 イラスト/みやしたゆみ 撮影/原田 崇

 

<教えてくれた人>

やましたひでこさん

断捨離(R)提唱者。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から着想を得て日常生活の片づけに落とし込み、だれでも実践できる方法を構築・提唱する。著作・監修多数。12月に『マンガで納得 身につく断捨離(仮)』(KADOKAWA)発売予定。

この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年12月号に掲載の情報を再構成しています。

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