「家事をがんばらなきゃ」と思えば思うほど、まともにできない怠惰な自分を憎んで爪の皮をめくってしまう――。夫を朝送り出した後、15時まで二度寝してしまうズボラ主婦には、実はそんな悩みがあって...。それを解消すべく、掲げた夢は東大受験!? 『ただの主婦が東大目指してみた』(フォレスト出版)は、著者・ただっちが、自らの挑戦を漫画とテキストとともに描いた完全ノンフィクション。普通の主婦が東大生になるために奮闘する姿を描いた、笑いと涙の東大受験奮闘記をお届けします。
※本記事はただっち 著の書籍『ただの主婦が東大目指してみた』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集しました。
受験生2日目 5月末
さて今日は東大受験生活2日目だ。昨日ほどはテンション上がらないけど、やっぱり普段の2倍ほどは活力がある! よし、夫を見送ってすぐさま取り掛かろう!
「夫くん、いってらっしゃ」
「ただっち、今日も勉強と引越し準備で大変だろうけど、がんばってね!」
うっ......そんな素敵な言葉をかけられると、昨日のクソみたいな自分を思い出して情けなくなっちゃうよ。だって今日「も」がんばる、じゃなくて今日「は」がんばる、なんだから。
「あ、それともう1点。もし晩ごはんをつくる余裕がなければ、お惣菜でもいいからね」
つくる余裕がなかったら......か。今までつくる余裕があっても結構お惣菜出してたんだけどなぁ。ダメだったのか。まぁいいや。
さてと、夫も見送ったし、さっそく受験勉強、はじめますか!