『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』 (杉山律子/KADOKAWA)第2回【全7回】
ずっと着続けている服が、どうにもしっくり来なくなってきた...ってこと、ありませんか? そんなお悩みを解決してくれるのが、著書の累計が10万部を突破するパーソナルスタイリストの杉山律子さん。そのなかの一つ『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』(KADOKAWA)では、毎日を楽に過ごすための、誰でもおしゃれになる着こなし術を提案しています。今回はその本の中から、流行にふりまわされることなく、どなたにも役立つメソッドの数々をご紹介します。ふだんのおしゃれに、ぜひ取り入れてみてくださいね。
※本記事は杉山 律子著の書籍『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても似合わない」を解決するすごい垢抜けテク』から一部抜粋・編集しました。
白を入れた3色で一気にまとまる
アイテムは十分にあるはずなのに、いざコーディネートを組んでみると、どれを着てもピンとこない、なんだか似合っていないような気がする、そんなふうに思ってしまう方もいるのでは?
ずばり、解決法をお伝えします。コーディネートがうまくいかない原因のほとんどは、全身の色の数が多すぎるからなのです。
「ベースカラー」を決める
いつものように出かけるときの格好をして、鏡の前で、色の数を数えてみてください。何色ありましたか?
4色?5色?もっと多かった方もいるのでは?
コーディネートで最も大切なのは「色合わせ」です。鉄則は、全身を3色以内にすること。バッグや靴などの小物も含めてです。
そこで、私がおすすめしているのは、3色でつくる「ベースカラー」という考え方。あなたのコーディネートの軸となる色を決めるのです。
まず取り入れてほしいのは「白」です。肌がくすみがちな40代以降の方にとって、白のパワーは絶大です。「抜け色」の白が一つ加わるだけで、コーディネートが素敵にまとまります。
次に選んでほしいのは、「締め色」のアイテムです。
締め色とは、コーディネートを引き締めてくれる5色です。次の中から、1色選んでください。
黒/ネイビー/チャコールグレー/ダークブラウン/デニム(色落ちしていないもの)
最後に、「中間色」を1色選びましょう。
中間色とは、ぼんやりとしたやわらかい色です。次の5色から、1色選んでください。個性が出やすいので、似合う色を選ぶことで、「自分らしさ」を演出できますよ。
ベージュ/グレー/カーキ/トープ/デニム(色落ちしているもの)
これらの抜け色、締め色、中間色の3色が、あなたの「ベースカラー」になります。このベースカラーでコーディネートを組めば、簡単にメリハリができて、色合わせの失敗が回避できます。
3色でつくるベースカラー
1色目 抜け色の白
POINT
白といってもいろんな色がありますが、膨張しにくい白 「真っ白」がおすすめ!
2色目 締め色から1色
3色目 中間色から1色
スタイル別 おすすめ3色コーデ
上品で女性らしいイメージ(きれいめ)
POINT
シャツの袖をまくって、手首を見せて抜け感を。小物がダークブラウンなら、黒よりも、女性らしい印象に。
POINT
トップスをインしてウエストマークすると、脚長効果が期待できます。上下のバランスは「1対2」を意識して。