『どんな「線」でもこの1冊でぜんぶわかる! 世界でいちばん親切な手相読みのレッスン』 (手相占い えみ/KADOKAWA)第6回【全8回】
いまもっとも予約の取りにくい手相占い師・えみさん。 占い歴24年、これまでに鑑定した人数は約9000人にもなるというえみさんが「独学で手相を学ぶ大変さを知っているからこそ、世界でいちばん親切で、わかりやすい手相の本をつくりたい」という思いをもとに作ったのが書籍『どんな「線」でもこの1冊でぜんぶわかる! 世界でいちばん親切な手相読みのレッスン』(KADOKAWA)です。 「手相占いはむずかしそう」と思っている方も多いと思いますが、読み方のルール自体はとてもシンプル。今回は、この書籍のなかから、手相を読むうえでまずは知っておきたいポイントをご紹介します。
※本記事は手相占い えみ著の書籍『どんな「線」でもこの1冊でぜんぶわかる! 世界でいちばん親切な手相読みのレッスン』から一部抜粋・編集しました。
【手相読みの極意】転機やチャンスに表れるポイントとなる線がある
人生の転機やチャンスに表れる、「運勢のポイント」となる線があります。
たとえば「ラッキーM線」や「神秘十字線」といった線。これらはあること自体がめずらしく、基本線などとくらべて薄く、識別しにくいことも。また、表れたり消えたり、変化が大きい線なのでよくチェックしてみましょう。
一般的に、手相の本ではあまり詳しく紹介されない線ですが、じつはとても興味深い意味があるので、少し詳しく解説したいと思います。それぞれ次のような意味があります。
太陽十字線......薬指の付け根(太陽丘)の少し下あたり、感情線と知能線の間に表れる+や×の線。神秘十字線に似ていますが、場所が違います。
先読み能力に長けていて、そのひらめき力でチャンスをものにする、いわば「ヒットメーカーの手相」です。太陽丘はコミュニケーション能力を司るため、時代を読んで人々が望むものをつくることができるのです。なお、社会的信頼がないと太陽十字線はできません。
十字が大きく、濃いほうが大きなヒットにつながり、薄い場合はヒット商品を生み出す素質を持っていることを意味します。
覇王線......運命線、太陽線、財運線が1点でつながり、熊手のような形をした、別名「億万長者の手相」。実際にお金持ちの人にこの手相は多く、仕事運と金運、さらに名声とすべてにバランスがとれ、お金をたくさん持っていても決してお金に振り回されることのない、そんなお金持ちの手相です。
しかし、ポイントはこの手相があるから億万長者になるのではなく、億万長者になるプロセスでこの手相が形づくられるということ。お金持ちの素質を表します。
覇王線が表れるためには、運命線の20歳台後半から35歳までの間にしっかり線がないといけません。運命線は、仕事など社会に真剣に向き合えたときに表れる手相。つまり、若い頃にどれだけ仕事に真剣に取り組んでいるかが大事なのです。
ソロモンの輪......人差し指の付け根に半円を描く線。線が切れている、半円ではなく直線的になっている、2本線がある、などの形の違いはありますが、いずれもカリスマ性や人望を意味し、人の心をつかんでリーダーになる手相です。
ソロモンの輪には「直近の幸せの予兆」という意味もあります。この線が出た途端、「長年不妊治療をしていたがついに懐妊した」「結婚や昇進をした」といううれしいニュースをいただくことが少なくありません。
じつは、ソロモンの輪は努力線(向上線)とともに表れることが多い線。つまり、努力を重ねた上にソロモンの輪が意味する力が加わり、幸運をもたらすのだと考えられるのです。ちなみにこの2つの線がぶつかると人に尽くすことができる奉仕の相(聖職相)になります。