天気図も年に2回、人知れず"衣替え"している/地球の雑学

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天気図も年に2回、人知れず"衣替え"している

夏には薄手の半袖、冬には厚手の長袖と、衣類には衣替えがある。だが、天気図も人知れず"衣替え"していることをご存じだろうか。

テレビのニュースや新聞の気象欄に登場する天気図をよく見ると、夏は日本列島が四角い枠のやや上側に、冬はほぼ真ん中に置かれているのがわかる。これは、日本の気候において、夏と冬では注目すべきポイントが違うからである。

夏は台風がやってくる。熱帯の海で発生した台風は、大きなカーブを描いて北上してくるので、その情報をいち早くわかりやすく伝えるために、南の海の面積を広くとっているのだ。

一方、冬になると寒気が到来してくる。北西からの冷たい季節風によって天気は短い周期で変わり、冷たい木枯らしが吹くかと思えばぽかぽかの小春日和になり、初雪が降る地方があれば、晴天続きで空気がひどく乾燥する地方もある。この寒気は大陸の高気圧から吹き出しているため、北の大陸の面積を広くし、寒さや天候の変化への備えができるようにしているのである。

企業や学校で制服の衣替えがあるのは、6月1日と10月1日が多いが、天気図の衣替えは5月1日と11月1日に行なわれる。これは、すでに5月には台風が日本に接近してくるからで、衣類より1カ月早く夏用に衣替えをし、10月中はまだ台風シーズンが続いているので、衣類より1カ月遅れて冬用になる。

ふだんはどちらか片方しか見ていないので気がつきにくいが、ぜひ見比べてみてほしい。

 

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人類なら知っておきたい 地球の雑学

(雑学総研/KADOKAWA)

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この記事は『人類なら知っておきたい地球の雑学』からの抜粋です。

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