女の年齢とはつまりその人の"見え方年齢"である!/編集長タカトリの今日も発見!

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はじめまして、『毎日が発見』編集長の鷹取祐子です。

『毎日が発見』をご存じない方も多いと思いますが、定期購読誌といってご自宅に直送する媒体のため、書店では取り扱いがありません。創刊は2004年。50代以上の女性の方に、医療記事、健康情報、レシピ、手作り、美容情報などをお届けしています。

このコラムでは、40代半ばの私が、日々の取材活動の中で「年を取るということはどういうことか」に向き合う様を、綴っていきたいと思います。


女の自称年齢は、「26歳」か、「47歳」か。

最近、ある女性歌手(60代後半)のライブに行った時のこと。
MCで彼女、「私、47歳(ちゃい)になんだけどね(笑)」とおっしゃる。恥ずかしそうに言う姿がおちゃめで、かわいくて、もっとその方が好きになりました。

女性にとって年齢は触れられたくない話題の一つです。加齢=「老い」ですから。これをどうやり過ごすか。

私が36歳のとき、職場の後輩に「鷹取さん、若く見えますよ~、34歳くらいかと思った」といわれ、この‟2歳の若さ"が微妙すぎて複雑な思いをしたものです。
老けて見られるのはちょっと...、年相応に見られるのでは物足りず、若くいわれたりしたら(お世辞じゃなかろうか)と邪推してしまう。だから年齢を話題にされるのは遠慮しておきたい。

それからというもの、飲み会でその手の話題が出たりすると、まずは「自称26歳」と言ってみます。誰も真剣に受け止めないので、話が流れて終わりになるし、30代の後輩には「私より年下じゃないですか~!!」と妙によろこばれることすらありました。

年齢とは、生まれてからの年数だけを表すのではなく、「自分がどう見られているか」という‟見え方年齢"なんですよね。見た目や振る舞いも含めて、世の中の同世代の人たちと比較して、自分がどのような位置づけに思われているのかを、何歳になっても本当はすごく気にしているんだなあ。と、

「いつか、私も自称47歳をいってみよう(マネてみよう)」と、この日本を代表する歌手のおちゃめなトークに妙に感銘を受けたのでした。

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仕事仲間が、誕生会をしてくれました。左写真は後輩。
26歳!?の誕生日を迎えた私に「後輩ができた」とよろこんで!?くれました。大人げないなぁ、私も...


認知症とは、自分の生き方を決めること

本誌12月号は認知症特集です。2017年9月に岡山で開催された「日本認知症予防学会学術集会2017」で取材してきた最新情報の中から、私たちが生活で取り入れやすいものをお届けしています。

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日本認知症予防学会学術集会2017で取材させていただいた、
医療法人ふらて会西野病院理事長・院長の西野憲史先生と。

学会で興味深かったのは、生活習慣病の行きつく先に認知症が待っていること。認知症にならないためには、生活習慣病予防が不可欠なのです。となると、その対策は40代からはじめていなくてはなりません。健康情報を日々扱っていると「適度な運動」「お酒は控える」「たばこは吸わない」「良質な睡眠」「ストレスを減らす」などは当然のように提唱されます。いわれたことをすべて実践するほど素敵に生きることは難しい。

ですから、自分の体を知って、何が自分にとってリスクとなるのかを知ったうえで生きていくことが大切なのだそうです。例えば、お酒が好きな人(私)がいて、健康によくないからお酒は控えましょうといわれたとします。でも、その人(私)には、お酒が飲めないことがストレスになるかもしれません。お酒は飲むべきか飲まないべきか...。自分で選び取らなくてはなりません。リスクも覚悟で。

認知症って、その人の生き様が現れるものだなぁ、と、そんな思いで誌面にしました。まだまだ勉強中ですが、これからライフワークにしていきたいテーマです。

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岡山県といったら、桃太郎! 日中は取材三昧でしたけど、夜は酒場へ。
さわらの刺身にハマりました。ふっくらした身が忘れられない~!!

 

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