ミケランジェロの傑作《若き洗礼者ヨハネ》《ダヴィデ=アポロ》が初来日!「ミケランジェロと理想の身体」開催

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《ダヴィデ=アポロ》 ミケランジェロ・ブオナローティ
1530年頃 フィレンツェ、バルジェッロ国立美術館蔵 高さ147cm 大理石
Firenze, Museo Nazionale del Bargello / On concession of the Ministry of cultural heritage and tourism activities.

2018年6月19日から9月24日まで、国立西洋美術館にて展覧会「ミケランジェロと理想の身体」が開催されます。本展は世界に約40点しか現存しないとされるミケランジェロの大理石彫刻作品より、《ダヴィデ=アポロ》と《若き洗礼者ヨハネ》の2点が初来日。日本でミケランジェロの大理石彫刻を見られる、貴重な展覧会となります。

本展の見どころは、ミケランジェロが20代に制作した傑作「ダヴィデ像」をも超えたと言われる壮年期の傑作《ダヴィデ=アポロ》と、20歳初期の作品《若き洗礼者ヨハネ》です。

《若き洗礼者ヨハネ》は、20世紀前半のスペイン内戦により被害を受けたものを無事に修復。その後、スペインとイタリアで2回だけ公開されました。それが今回、日本にて公開されます。《ダヴィデ=アポロ》と《若き洗礼者ヨハネ》は現在、それぞれ別の場所に所蔵されていますが、一時期同じ人によって所蔵されていました。それから約500年ぶりに、2体の彫刻が日本で再会を果たすのも見逃せない点です。

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《若き洗礼者ヨハネ》 ミケランジェロ・ブオナローティ
1495-96年 ウベダ、エル・サルバドル聖堂/ハエン(スペイン)、エル・サルバドル聖堂財団法人蔵 高さ130cm 大理石
Úbeda, Capilla del Salvador; Jaén (Spain),Fundacion Sacra Capilla del Salvador © Ministero per I Beni e Le Attività Culturali e del Turismo, Opificio Delle Pietre Dure

ミケランジェロは88歳という長い人生を送りましたが、大理石彫刻作品はわずかに40点ほどしか残しませんでした。また、それらの作品のほとんどはイタリアに所蔵され至宝として扱われ、地元を離れて展示されることは非常に珍しいことです。

そんな至宝のひとつ《ダヴィデ=アポロ》は、ダヴィデ像から約25年の時を経て、ミケランジェロが50代のころに制作されました。この作品は未完成のままで、そもそもダヴィデなのか、アポロなのか、その主題を含めてあらゆる面で謎に包まれています。

彫刻の表面は滑らかになるような仕上げがほどこされておらず、ノミ跡からは制作途中であった生々しさが浮かび上がってきます。背中に背負った肝心の武器も石塊のまま残され、見る者の想像力を刺激します。まさに傑作と呼ぶに相応しい、ミケランジェロの美の境地を拝める貴重な作品です。

初期の作品である《若き洗礼者ヨハネ》と、壮年期の作品である《ダヴィデ=アポロ》。2つの作品を比較しながら、ミケランジェロの人生に思いを馳せられるのも、2点を同時に鑑賞できる本展ならではの魅力です。

また、本展の目玉はミケランジェロの彫刻ですが、古代ギリシャの彫刻や壺絵、古代ローマ時代のポンペイの壁画、そして15世紀から16世紀の作家による彫刻、工芸、版画から約70点ほどが展示されます。これらはすべて、展覧会のタイトルにある「身体」を題材としたものです。

ミケランジェロの傑作と併せて、究極の「理想の身体」を追求した作品群を眺め、古代ギリシャ・ローマ時代とルネサンス美術を堪能してみてはいかがでしょうか。

「ミケランジェロと理想の身体」

●会期:2018年6月19日(火)~2018年9月24日(月・休)

●観覧料:当日一般1600円、大学生1200円、高校生800円、中学生以下無料

●開館時間:午前9時30分~午後5時30分

※金・土曜日は午後9時まで

※入館は閉館の30分前まで

●会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)

●住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7

●休館日:月曜日、7月17日(火)

※7月16日(月・祝)、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、9月24日(月・休)は開館

●交通:JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分、京成電鉄京成上野駅下車徒歩7分、東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車徒歩8分

●問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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