妻に先立たれ、ねこのタマとふたり暮らしの大吉じいちゃんの日々をほのぼのと描き、定期誌「毎日が発見」で大人気連載中の『ねことじいちゃん』。単行本は毎年1冊ずつ刊行されていて、このほど第7巻が発売されました。そこで、今回は作者のねこまきさんに作品に込めた思いをうかがいました。また、最新刊『ねことじいちゃん(7)』より、第7話「最後の写真」もお届けします。
【前のエピソード:「タマちゃん、私を忘れないでね」2人と1匹で海まで散歩した日/ねことじいちゃん7(6) 】
【最初から読む:「起きて起きて~」春、大吉じいちゃんとタマが暮らす島の朝/ねことじいちゃん7(1)】
『ねことじいちゃん』の第7巻ができました
「7巻のテーマは『思い出』でしょうか。いままでも『ねことじいちゃん』は、大吉じぃちゃんとタマの日常と、二人が愛した佳枝さんの思い出を軸に描いてきました。今回は古いカメラやアルバムが見つかり、昔の写真を通して大吉さんの記憶が蘇ります。撮影した当時はなんてことのないスナップ写真も長い年月を経て、たくさんの記憶と大切な思い出が詰まった一枚になっていることもあります。これまでの人生を振り返って、たとえあの頃思い描いていた自分とは違ったとしても、無我夢中で生きてきたこの年月、そんなに悪くなかったと思える...。そんな気持ちに共感してもらえればいいなと思います」(ねこまきさん)
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ねこまき(ミューズワーク)
2002年より、名古屋を拠点としながらイラストレーターとして活躍。コミックエッセイをはじめ、犬猫のゆるキャラマンガ、広告イラストなども手がけている。著書にはベストセラー『まめねこ』シリーズ(さくら舎)、『ねこアンソロジーコミック ねこといっしょ ニャつらの傾向と対策』(KADOKAWA)など多数。
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『ねことじいちゃん(7)』
(ねこまき(ミューズワーク)/KADOKAWA)
妻に先立たれ、ねこのタマとふたり暮らしの大吉じいちゃん。ある日、押し入れの奥にしまい込んでいたアルバムを開くと、妻・佳枝が亡くなる直前にタマと3人で撮った写真が出てきてー。写真を通して蘇る、愛しい人の思い出。優しい水彩画タッチのイラストと、毎日がいとおしくなる四季折々の彩りにのせてお届けします。
この記事は、『ねことじいちゃん(7)』(ねこまき(ミューズワーク)/KADOKAWA)からの抜粋と、
『毎日が発見』2021年3月号に掲載の情報です。