2025年はどんな年になる?
<天の気(十干):乙(きのと)>
新たな芽が出るが、紆余曲折もあり
2025年、宇宙には「乙」の「気」が充満します。「乙」には「万物が生長し始めること」の意味があり、固い殻を破って出た新芽が伸びようとしていますが、外界の強い抵抗に遭い、思うようにまっすぐ伸びない状態でもあります。一筋縄ではいかない一年ですが、それも将来の糧になると考えて乗り切りましょう。
<地の気(十二支):巳(み)>
蛇が冬眠から目覚めて動き出すような春の到来
宇宙に充満する「乙」の「気」に呼応するように、大地に満ちた「巳」の「気」が動き出します。「巳」は蛇がとぐろを巻いている形を模した象形文字で、春に蛇が冬眠から覚め、地表に這い出す様子を表しています。新たな出発や創造の一年となる他、これまで隠れていた問題や課題が顕在化することも。
<人の気(九星):二黒土星(じこくどせい)>
「基盤力」「女性力」を象徴する星
「二黒土星」は大地の星で、あらゆるものの「基盤」を表します。過去と決別し、今後に向けた新たな基盤を作ることがカギ。「見えない裏側」という意味もあり、「養育」「女性」もキーワードとなるので、女性は孫の養育を陰で支えたり、表だっては見えない寝室を心地良く整えたりすると自ずと運は上向きに。
テーマカラーは黄色
2025年は「人の気」の中心に「二黒土星」が廻座(かいざ)し、この星が表す色は黄色。その濃淡色として、ブラウンやベージュなども、2025年のラッキーカラーとして取り入れたい色です。
生まれ年から「本命星」を探しましょう
「本命星」とは、九星気学によって導かれる、自分の生まれた年に巡っていた星のこと。
年の変わり目は立春の日(通常2月4日。年により前後する)とし、前日までの生まれは前年で見ます。
※印の年は立春が2月5日。
構成・取材・文/岡田知子(ブルーム) イラスト/平野瑞恵