朝も夜も関係なし! 大切なのは洗髪後に髪の毛と頭皮をよく乾かすことです/抜け毛予防

pixta_23017273_S.jpg抜け毛は自分とは関係ないと思い、特に気にせず生活していませんか? そんな方は要注意! 髪は抜け始める前からケアすることが重要なのです。特別なことは必要ありません。衣食住を中心とした生活習慣を根本から見直すだけで、数年後の未来の自分の髪に先行投資することができます。最新の科学的根拠をもとに知識を深め、薄毛にならないための生活を今から始めてみませんか。

抜け毛にまつわるさまざまな原因や治療法、ケアなどを薄毛治療の第一人者である岡嶋研二先生に伺います。

前の記事「毎日のシャンプーは必要ない! 実は髪の毛の大敵です/抜け毛予防(10)」はこちら。

 

お湯シャンは、朝でも夜でもどちらでもOK

1日の汚れ(といっても、主に、皮脂と頭皮の古くなった細胞)が頭皮に溜まるため、朝より夜に、洗髪した方がいいと思われがちですが、実際のところは特にどちらがいいということはありません。

それよりも大切なのが、シャンプー後は必ず乾かすこと。濡れた状態のまま出かけたり、寝てしまったりしていませんか? これは、頭皮を冷やすことになり、IGF-1が増えにくくなるため、薄毛の原因にもなることが考えられます。すなわち、髪や頭皮をしっかり乾かして、温かい状態をキープしておかなければ、IGF-1は増えてくれません。

 
シャンプーで髪が増えるなんてことは、ありえません!

たとえば無添加タイプ、ノンシリコンタイプなど今ではシャンプーの種類もたくさん開発されていますが、どのシャンプーを使っても髪を増やすことはできません。シャンプーは皮脂を過剰に取って、頭皮を荒らすので、髪の毛が抜けることはあっても、増やすことなど絶対にありません。

「頭皮と髪の関係は、よく土壌と農作物に例えられますが、肥えた土壌(頭皮)でないと、おいしい農作物(髪)は育ちません。芸能人でも、シャンプーを全く使っていない人もいるそうですから、この機会にシャンプーなしでお湯だけで洗う『湯シャン』に挑戦してみてほしいですね」(岡嶋先生)

 

次の記事「育毛剤は髪を育てるものではなく、髪を現状維持させるもの!/抜け毛予防(12)」はこちら。

取材・文/荒井さやか

<教えてくれた人>
岡嶋研二(おかじま・けんじ)先生

1978年、熊本大学医学部卒業。1982年、熊本大学大学院医学研究科修了(医学博士取得)。日本学術振興会特定国派遣研究員としてウィーン大学医学部への留学、熊本大学医学部助教授、そして名古屋市立大学大学院医学研究科教授を経て、2012年4月、名古屋Kクリニックを開院。血液学を中心に研究を進め、育毛作用を有するインスリン様成長因子-1(IGF-1)を増やす新たな方法を見いだし、育毛効果を発揮する治療法の開発へと応用している。

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