肥満ぎみ、たばこを吸う...あなたの薄毛潜在率をチェック!/抜け毛予防

pixta_34146728_S.jpg抜け毛は自分とは関係ないと思い、特に気にせず生活していませんか? そんな方は要注意! 髪は抜け始める前からケアすることが重要なのです。特別なことは必要ありません。衣食住を中心とした生活習慣を根本から見直すだけで、数年後の未来の自分の髪に先行投資することができます。最新の科学的根拠をもとに知識を深め、薄毛にならないための生活を今から始めてみませんか。

抜け毛にまつわるさまざまな原因や治療法、ケアなどを薄毛治療の第一人者である岡嶋研二先生に伺います。

前の記事「「髪が抜けやすいのは秋」は本当? 一番抜ける意外な季節とは/抜け毛予防(2)」はこちら。

 

生活習慣病の症状が薄毛の前兆でもあります

実は男性の薄毛と生活習慣病の原因はある1点で共通しています。それは、頭皮と全身のIGF-1が減ってしまうという点です。その理由は、男性ホルモン(テストステロン)が変化した、脱毛ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が、頭皮のみならず全身のIGF-1を減らすからです。IGF-1は、生活習慣病を予防する効果もあり、DHT(ジヒドロテストステロン)に対する感受性が高い人は、IGF-1が減少し薄毛になりやすく、さらに高血圧、脂質異常、糖尿病などの生活習慣病を発症するリスクも高くなることが分かっています。

 
あなたの薄毛潜在率は!? チェックしてみましょう

先で述べたように、薄毛のリスクが高い人は生活習慣病にもなりやすいことが分かっています。つまり、生活習慣を見直してIGF-1を増やし、薄毛を予防する必要があるわけです。

以下の項目で4個以上当てはまる人は注意が必要です。

□健康診断で肥満ぎみと言われた(脂肪組織が多いとIGF-1が増えにくい)
タバコを吸う(頭皮の血流が低下する)
毎日、シャワーしか浴びない(体が冷えるとIGF-1が増えにくい)
1日20分以下しか歩かない(運動不足で糖代謝が悪くなり、IGF-1が消費される)
毎日、シャンプーを使って頭を洗う(皮脂を取りすぎて、頭皮が荒れる)
ジュースやスナック菓子が好物(糖質や塩分の過剰摂取で、IGF-1が減る)
睡眠時間は5時間以下(IGF-1を増やす成長ホルモンの分泌が低下する)

 
生活習慣病の予備軍!? 気をつけたい危険信号

それでは、どのような心身の異常が出たら生活習慣病に気をつけるべきかチェックしてみましょう。

喉がとても渇く
頻尿、尿に臭いがし始めた
手足がしびれる
食欲はあるのに体重が減る
動悸、息切れがする
物忘れがひどくなった
強い不安感を覚える
下肢のむくみがひどい
夜中に何度も尿意で目が覚める
視野が狭くなった
不整脈がある
胸やみぞおちが突然痛くなる
冷や汗が出る

上記の症状が出始めたら、意識して健康的な生活習慣に変えていきましょう。そうすることで、生活習慣病を予防することもでき、薄毛対策にもなるので、一石二鳥ですよ!

 

次の記事「こんな抜け毛は要注意! 男性と女性の薄毛メカニズム/抜け毛予防(4)」はこちら。

取材・文/荒井さやか

<教えてくれた人>
岡嶋研二(おかじま・けんじ)先生

1978年、熊本大学医学部卒業。1982年、熊本大学大学院医学研究科修了(医学博士取得)。日本学術振興会特定国派遣研究員としてウィーン大学医学部への留学、熊本大学医学部助教授、そして名古屋市立大学大学院医学研究科教授を経て、2012年4月、名古屋Kクリニックを開院。血液学を中心に研究を進め、育毛作用を有するインスリン様成長因子-1(IGF-1)を増やす新たな方法を見いだし、育毛効果を発揮する治療法の開発へと応用している。

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