「認知症を防ぎたいなら、毎日でも食べたい」専門家が太鼓判を押す、ネギ科の野菜を紹介

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OK食材、NG食材もズバリ! 認知症を防ぐ最高の食べ方山根 一彦KADOKAWA)第5回【全10回】

大好きだった祖母が認知症を発症したことをきっかけに、認知症の予防法の普及に生涯をかける決心をしたという山根 一彦さん。医学博士として、認知症専門人材の育成、教材開発に携わってきました。これまで多数の認知症関連書籍の監修・執筆活動を行ってきた山根さんが、著書『OK食材、NG食材もズバリ!認知症を防ぐ最高の食べ方』(KADOKAWA)で伝授しているのは、認知症の最新情報や、認知症を予防、改善するための食材や食べ方です。今回はその中から、認知症リスクを減らすために毎日食べたい食材の食べ方と選び方をご紹介します。

本記事は山根 一彦著の書籍「OK食材、NG食材もズバリ! 認知症を防ぐ最高の食べ方」から一部抜粋・編集しました。

【OK食材】ニラ

―――抗酸化力に加え、ピロリ菌も抑制できる

ニラはヒガンバナ科ネギ属の野菜で、ニンニクや玉ねぎの仲間です。認知症を防ぎたいなら、ニラは毎日でも食べたい食材です。独特の臭いが苦手な人もいるようですが、私は食欲をそそられます。

ニラの特有の香りのもとは「アリイン」「メチイン」という成分で、とくに葉先に多く含まれます。アリインは、ニンニクや玉ねぎにも含まれる成分で、硫黄を含むアミノ酸の一種です。強い抗酸化力があるほか、肝臓の解毒機能を助けてくれる作用もあります。メチイン
については最近、ピロリ菌増殖抑制作用があることがわかりました。認知症の患者さんにはピロリ菌感染率が有意に高いこと、ピロリ菌の除菌が認知機能の改善に有効であることは、脳神経系の医学誌ですでに報告されています。

そのほか、ニラはビタミンも豊富です。体内でビタミンAに変わるβカロテンは、野菜の中でもトップクラス。ビタミンEや葉酸(ビタミンB9)、カリウムも多く含まれています。

ニラは傷みやすく、冷蔵保存できるのは3日ほどです。新鮮なうちに自家製の「冷凍ニラ」にしておきましょう。生のまま細かく切って冷凍すると、アリインとメチインの量が増えます。

POINT!
有効成分がたっぷりの「冷凍ニラ」を毎日摂取!

認知症を防ぐ自家製「冷凍ニラ」を習慣に

ニラを買ってきたら、よく洗い、葉先から根本まで細かく刻む。
ジッパー付ポリ袋に入れて冷凍しておけば、傷むのを防げるうえ、朝昼晩、気軽にニラを活用でき、しかも有効成分も増える。

【活用例1】凍ったまま鍋に入れ、汁物に。

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【活用例2】凍ったままフライパンに入れ、炒め物に。

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【活用例3】卵焼きやチャーハンを作るとき、凍ったままで溶き卵に混ぜる。

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【活用例4】冷凍ニラと、適量のしょうゆ、酢、砂糖などを混ぜれば万能だれに。納豆や冷奴、サラダなどにかけて。

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※本記事は山根 一彦著の書籍「OK食材、NG食材もズバリ! 認知症を防ぐ最高の食べ方」から一部抜粋・編集しました。
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