『OK食材、NG食材もズバリ! 認知症を防ぐ最高の食べ方』 (山根 一彦/KADOKAWA)第4回【全10回】
大好きだった祖母が認知症を発症したことをきっかけに、認知症の予防法の普及に生涯をかける決心をしたという山根 一彦さん。医学博士として、認知症専門人材の育成、教材開発に携わってきました。これまで多数の認知症関連書籍の監修・執筆活動を行ってきた山根さんが、著書『OK食材、NG食材もズバリ!認知症を防ぐ最高の食べ方』(KADOKAWA)で伝授しているのは、認知症の最新情報や、認知症を予防、改善するための食材や食べ方です。今回はその中から、認知症リスクを減らすために毎日食べたい食材の食べ方と選び方をご紹介します。
※本記事は山根 一彦著の書籍「OK食材、NG食材もズバリ! 認知症を防ぐ最高の食べ方」から一部抜粋・編集しました。
ここまで読んで、「抗炎症、解毒、抗酸化の3つの効果に優れたアブラナ科の野菜を食べなければ!」「イソチオシアネートを摂取しなければ!」と思った人は多いのではないでしょうか。
アブラナ科の主な野菜は下のとおりさまざまですが、その中でもとくにおすすめなのはブロッコリーです。
「抗炎症、解毒、抗酸化」に優れたアブラナ科の野菜
ブロッコリーにはイソチオシアネート類の「スルフォラファン」が含まれています。ブロッコリーの新芽である「ブロッコリースプラウト」は、さらに多くのスルフォラファンを含有します。
1つの野菜を大量に食べるというような極端なことはやめましょう。とくにブロッコリーは食物繊維が多いので、摂りすぎると腹痛や下痢になったり、オナラがたくさん出たりします。
ブロッコリー4分の1株(約50グラム)を毎日食べ、ほかのアブラナ科の野菜も合わせて1日350グラムの野菜を摂取するのが理想的なバランスです。
POINT!
ブロッコリーとそれ以外の野菜を組み合わせて。細かめに刻んでよく噛んで食べると良い。