バリエーション豊かな食べ方を楽しめます
気軽に買えて、栄養も多く含む乾物は積極的に使いたい食材の一つ。なかでも、その代表格と言えば、切り干し大根です。切り干し大根は、和風だけでなく、実は中華風などにもアレンジしてもおいしく食べられます。
嫁・舅コンビの料理研究家として活躍中の小林まさるさん、まさみさんに、おいしい食べ方を教えてもらいました。
「昔は自分でもよく切り干し大根を手作りしたなあ」と、まさるさん。いまは市販の切り干し大根で、旬の食材と合わせた煮ものを中心によく作っています。
まさみさんは、「切り干し大根はいろいろな調味料と合うので、よく使う素材です」とのこと。ケチャップなどで洋風にもアレンジすることがあるそう。
「和風だけでなく、新しい食べ方もおいしいので、ぜひ試してくださいね。」
切り干し大根は細く切った大根を乾燥させたもの。開封したら、冷蔵保存に。
◎もどし方のポイント
もどすときはたっぷりの水に浸けます。やわらかく煮るときは15~20分浸けてもどします。
少し食感を残したいときは、水に5分ほど浸けてもどします。爪で切れるぐらいのやわらかさになればOK。
まさるさん直伝!
「切り干し大根とぜんまいの煮もの」
ご飯に合う煮ものはやっぱり最高! 鮭缶を使えばだしいらずで簡単です
【材料】(作りやすい分量・4人分)
切り干し大根...30g
ぜんまい(水煮)...1袋(70g)
さやえんどう...10枚
鮭水煮缶...小1缶(90g)
A 水... 1と1/2カップ
酒...大さじ1
しょうゆ...大さじ1
砂糖...大さじ1
【作り方】
1. ボウルに洗った切り干し大根を入れ、たっぷりの水(分量外)を注ぎ、15~20分浸けてもどす。水けを絞り、食べやすく切る。ぜんまいはざく切りに、さやえんどうは筋を取る。
2. 鍋にAを混ぜ、ひと煮立ちさせて切り干し大根、ぜんまい、鮭缶を汁ごと加える。再び煮立ったら中火にし、落としぶたをして12分ほど煮る。
3. さやえんどうを加え、3分ほど煮る。
まさるさん「ご飯に合う煮物がやっぱり最高だね!」
次の記事「中華風アレンジもイケる! 切り干し大根をおいしく食べよう/親子で乾物(2)」はこちら。
取材・文/細川潤子 撮影/原 務
小林まさるさん、まさみ(こばやし・まさる、まさみ)さん
長男の嫁である料理研究家の小林まさみさんのアシスタントをするうちに、78歳でシニア料理研究家になったまさるさん。人気の嫁・舅コンビとしてテレビ、雑誌で活躍中。