気温の変化に疲れを感じている人も多いのではないでしょうか。ネット上でも「最近疲れやすくて困る。精をつけねば」「ここ数日変な時間に眠くなるし、疲れやすい」など、季節の変わり目に疲れやすさを感じている人も多い様子。そこで今回は、スタミナのカギとなる"ミトコンドリア"の増加方法をご紹介します。
スタミナのカギは"ミトコンドリア"にあり!
以前放送された「ためしてガッテン」(NHK系)では、スタミナの素「ミトコンドリア」について特集されました。私たちの体内にいるミトコンドリアは、いわば「体を動かすエンジン」。1つの細胞に100個~3,000個いると言われていますが、残念ながら加齢と共にどんどん減少していきます。
ミトコンドリアには、体内に入ってくる「酸素」「糖」「脂」を材料に"ATP"というスタミナ源を生成する働きがあります。
番組出演者である俳優・梅沢富美男さんは、「最近ホントに感じるようになった。スタミナがなくなったって」「ほしいですよ、ミトコンドリア」と疲れやすさに悩んでいる様子。しかし実は少なくなったミトコンドリアは、"ある方法"を使えば簡単に増やすことができるのです。
"ちょいキツ運動"でスタミナアップ
ミトコンドリアを増やすのはそれほど難しいものではありません。番組ではミトコンドリアを活性化させる方法として、"ちょいキツ運動"が紹介されました。その名の通り、自分が少しキツイと思うくらいの運動を行う"ちょいキツ運動"。
ポイントは細胞の中に含まれる「酵素」にあります。酵素は細胞内のスタミナ源であるATPの監視係。ATPの量が少なくなると、酵素は足りないエネルギーを補うためにミトコンドリアを活性化させます。例えば普通に歩く時はエネルギーをあまり使わないため、ATPの生成スピードは一定のペース。一方早歩きをした場合、より多くのエネルギーが必要になるため瞬間的にATPが足りなくなります。この状態を「酵素」が感知すると、ミトコンドリアの活性化スイッチが"ON"に。結果、ATPはどんどん生産されていきます。
特にちょいキツ運動としておススメなのが「インターバル速歩」。インターバル速歩とは、「ゆっくり歩き」と「早歩き」を3分間ずつ交互に繰り返すウォーキング法です。1日1万歩のウォーキングを習慣にしていたある男性が、インターバル速歩を試してみてから持久力が10%増加したほど効果は抜群。ポイントは「少しだけ、しんどいな」と思うくらいの負荷を体にかけることです。動けなくなるほどキツイ強度は必要ないので、外に出るのが面倒くさい人は家の中でスクワットするだけでもOK。
今回ご紹介したスタミナUP術には激しい有酸素運動は必要なく、日常生活に"ちょいキツ運動"を取り入れるだけ。体力をしっかりつけて、この夏はアクティブに過ごしてみませんか?