ふと鏡を見たら、「まぶたや目の下がたるんでいる」「くまが濃くなって疲れて見える」などでがっかりしたという経験はありませんか? 目の周りにたるみやくまができると、実際の年齢に関係なく、老けた印象を与えてしまいます。そこで、皮膚科医で「ウォブ クリニック中目黒」総院長の髙瀬聡子先生に、目元やまぶたのたるみやくまの正しい対処法を教えていただきました。
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目元全体に美白効果のあるアイクリームを
目をこすったときの摩擦や、目の下にできる湿疹やかぶれ、紫外線のダメージなどによって起こる茶ぐまは、慢性的な色素沈着が原因です。
「茶ぐまの原因は、全てメラニン色素が関係しているため、基本的な保湿をしたうえで、美白ケアを行うと有効です。いつものお手入れに、目元専用の美白アイテムをプラスして、頑固な色素沈着の改善を目指しましょう」と髙瀬先生。
今回は、茶ぐまのセルフケアポイントを教えていただきました。
【茶ぐまのお手入れポイント】
●美白効果のあるアイクリームを使用
慢性的な色素沈着による茶ぐまには、美白ケアが必須です。メラニンの生成を抑えて、肌を白くする効果のあるアイクリームをお手入れに加えましょう。
クリームを塗る際は、目の下だけでなく、目の周り全体に優しくなじませます。目の際まで塗ってもいいアイテムを選びましょう。
目の下だけでなく、まぶた全体になじませることで、頑固な色素沈着を改善できます。
▼ここに注意!
茶ぐまは、摩擦によってできることが多いので、目の周りをこすらないようにします。特に、アイメイクをしっかりしている人や花粉症の人などは、目をこすりやすいので気をつけましょう。また、紫外線から目の周りを守ることも重要です。一年を通して、UVケアをしっかり行うこともお忘れなく。
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取材・文/笑(寳田真由美)
髙瀬聡子(たかせ・あきこ)先生
皮膚科医。東京・中目黒にある美容皮膚科クリニック「ウォブ クリニック中目黒」総院長。「高機能・高実感」と「ラグジュアリー・クオリティ」を同時に叶える化粧品「アンプルール」を研究開発。著書に『気になるパーツのスキンケア 2週間速効メソッド』(宝島社)など。雑誌、テレビ出演などさまざまな分野で活躍中。