ミネラル&食物繊維が豊富。ひじきで作る「ぶぶづれもどき」

1804p050_01.jpg日本では古くから「ひじきを食べると長生きする」といわれ、かつての敬老の日にちなんで9月15日は「ひじきの日」となっています。形態の違いから呼び名が異なり、主に長ひじき、芽ひじきがあります。

ひじきに無機ヒ素が含まれているとして、英国など一部の国で勧告が出され心配される方もいるかもしれません。農林水産省では、毎日4.7g以上を長期継続的に食べなければ(体重50㎏の人の場合)、WHOが定めた無機ヒ素の摂取量を超えることはない、と発表しています。

また、海藻中のヒ素で健康被害が起きたことはないとしています。無機ヒ素を減らす方法として、水でもどすと約5割減少、ゆでもどしで約8割、ゆでこぼしで約9割減らすことができます。半面どの方法でもカルシウム、鉄、食物繊維などの栄養素は7割以上残ります。

水溶性食物繊維やミネラルなどを豊富に含み、低カロリーなひじきは、積極的に取り入れたい食材。保存食やレシピを、料理研究家で管理栄養士の村上祥子さんに教えてもらいました。

前の記事「イタリアでもおなじみ。「予備発酵なし青のりパン」レシピ(4)」はこちら。

 

■村上流ひじきのもどし方
ひじきを鍋に入れ、ひたひたの水を注ぎ、火にかけます。煮立ったらざるへ上げ、手早く水でゆすいで水をきります。

【栄養】
カルシウムや鉄などのミネラルの他、食物繊維も豊富に含んでいます。微量に含まれるフコキサンチンには脂肪燃焼効果があることが解明されています。

【保存方法】
乾物のひじきは常温で湿気のない場所で保存します。開封していなければ比較的長期に保存できます。生ひじきは冷蔵して早めに使い切ります。

 

1804p050_03.jpg

「ひじきのぶぶづれもどき」を作ってみましょう

細切り昆布で作る京都のつくだ煮「ぶぶづれ」。それをひじきで作ります。
冷蔵で2週間、冷凍で1年間保存できます。
大さじ1あたり15kcal/塩分0.7g

 

【材料】(作りやすい分量)
好みのひじき(乾燥)...10g
ちりめんじゃこ...大さじ2
A 砂糖...大さじ1
  酒...大さじ1
  みりん...大さじ1
  しょうゆ...大さじ2
  粉ざんしょう...小さじ1/2
1804p050_02.jpg

 

【作り方】
1 ひじきとひたひたの水(分量外)を鍋に入れ、火にかける。煮立ったらざるへ上げ、水洗いして水をきる。長いものは2~3㎝長さに切る。
1804p050_04.jpg

 

2 鍋に1 とちりめんじゃこを入れ、Aを加えて火にかける。
1804p050_05.jpg 

3 煮立ってきたら中火にし、箸で絶えず混ぜながら、煮汁が1/4量になるまで煮て火を止める。
1804p050_06.jpg 

4 ボウルにざるをのせ、3をあけて広げ、生乾なるまで半日おく。
1804p050_07.jpg

  

取材・文/石井美佐 撮影/中野正景

次の記事「高あさりやいんげんを入れて栄養満点! ひじきのおすすめレシピ(6)」はこちら。

<教えてくれた人>
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康寿命の延伸を図る研究に関与する。同大学内の「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

この記事は『毎日が発見』2018年4月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP