腸が喜ぶ大麦レシピ『大麦のハンバーグ』と『大麦とわかめの梅サラダ』

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大麦に多く含まれている水溶性食物繊維、β‐グルカンの効能が生活習慣病の改善に役立つと注目されています。腸が喜ぶ大麦レシピを、東京慈恵会医科大学附属病院の濱裕宣先生に教えていただきました。(カロリーと塩分表記は1人分のものです)

前編「腸が喜ぶ大麦レシピ『大麦のなすしょうがじょうゆあえ』と『麦きのこごはん』」はこちら。


ボリュームたっぷりでヘルシーな一品!『大麦ハンバーグ』

カロリー229kcal 塩分2g

【材料(2人分) 】
合いびき肉...130g
玉ねぎ...80g
パン粉...小さじ2
牛乳...大さじ2
卵...大さじ2
塩...ひとつまみ
こしょう...適宜
ナツメグ...少々
オリーブ油...小さじ1/2
サラダ油...小さじ1/2
押麦...20g

●ソース用トマトケチャップ...大さじ2
ウスターソース...大さじ1

【作り方】
1.玉ねぎは3mm角のみじん切りにする。押麦は20分ゆでて、ざるにあける。
2.フライパンにオリーブ油をひき、玉ねぎをあめ色になるまで炒め、炒めた玉ねぎは冷ましておく。
3.ボウルにひき肉、炒めた玉ねぎ、牛乳、パン粉、ゆでた押麦、卵を入れ、よく混ぜる。
4.3に塩、こしょう、ナツメグを入れよくこね、小判形に成形する。両手でキャッチングをして中の空気を抜く。
5.フライパンにサラダ油をひいて温め、4を入れ両面を焼き器に盛る。フライパンに残った肉汁とケチャップ、ウスターソースを軽く煮詰めてソースを作り、かける。


もう一品欲しいときにオススメ!『大麦とわかめの梅サラダ』


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カロリー79kcal 塩分1.6g

【材料(2人分)】
押麦...20g
乾燥わかめ...1g(生わかめの場合は10g)
大根...40g白いりごま...適宜

●梅酢
梅干し...40g、酢...大さじ1、砂糖...大さじ1、濃い口しょうゆ...小さじ1

【作り方】
1.梅干しの種を取り、梅肉をほぐす。調味料と合わせ梅酢を作る。
2.押麦を20分ゆでてざるにあけ、水をきってさます。わかめは水でもどしておく(生わかめを使用するときは、よく洗い、塩を取り除く)。
3.大根は短冊切りにする。わかめは食べやすく切る。
4.ボウルに押麦、わかめ、大根を入れ、1の梅酢をよく混ぜて味をなじませる。
5.4を冷蔵庫で冷やして、食べる直前に軽く混ぜて、ごまを散らす。


――ちなみに、大麦の保存方法は米とほぼ同じ。高温多湿を避けて密閉容器に入れておくのが基本です。常温保存可能ですが、しばらく使わない場合は冷蔵保存を。毎日少しずつ使いたい方は、一度に多めにゆでてからの冷凍保存がオススメ。15~20分ゆでて中心部に透明感が出てきたら大麦をざるにあけ、流水でぬめりを取ってから水分をきり、小分けにしてラップに包んでおきましょう。解凍はなるべく自然解凍で。2週間くらいの間に使い切りましょう。

後編:「腸が喜ぶ大麦レシピ『大麦を使ったスープ』と『たっぷり麦の白あえ』」はこちら。

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<教えてくれた人>

濱 裕宣(はま・ひろのぶ)先生

東京慈恵会医科大学附属病院栄養部課長。栄養管理士。毎食700人分もの病院食調理を統括する責任者であり、レシピ本『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』(出版文化社)制作の中心メンバーでもある。

 
この記事は『毎日が発見』2016年6月号に掲載の情報です。

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