「冷え」や「ひび割れ」の対策してる? 20~50代の女性のフットケア事情

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寒い日が続くと、足に関する悩み事も増えてきますよね。足のマッサージャーを開発・販売するサンパックが実施した、20代~50代の女性を対象としたアンケート調査によると、冬場の足の2大悩みは「冷え」「かかとひび割れ」であるということがわかりました。

しかしながら、足の悩みの対策を「よくしている」と回答した人は、アンケート回答者の約2割。フットケアへの関心は、あまり高いとは言えません。さらに、医療ジャーナリストの増田美加さんによれば、体内を巡る毛細血管が年齢とともに劣化し、やがて消失してしまう現象が冷えやむくみの原因となっているとのこと。ちなみに、この現象は「ゴースト血管」と名付けられているそうです。

足の悩みを根本から解決するには、どんなことに気をつけるとよいのでしょうか? 冷え対策をはじめ、普段はほったらかしにしていた部分も含めてチェックしていきましょう。

意外と放置気味? 足の悩みケア事情

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サンパックの調査によると、足の悩みを抱えている人は全体の3/4にも上ります。しかし、対策をしている人はごく少数であることも同時にわかりました。

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具体的な足のお悩みで、もっとも強く感じる症状は「冷え」、次いで「かかとのヒビ割れ」でした。この2つの症状だけで、アンケート回答者の7割以上を占めています。また、「むくみ」や「足全体の乾燥」を挙げる人も1割近くおり、これらも比較的、メジャーな足のお悩みのようです。

お悩みの中でもっともメジャーな「冷え」を感じるのは寝るとき、次の「かかとのヒビ割れ」は靴下やストッキングを脱いだときに感じるという意見が多く見られました。

根本から解決するには? お家でできる対策法

アンケートでは、フットケアを「よくしている」と答えた人は2割、そして「時々している」と答えた人は5割という結果になりました。全体では7割の人がフットケアをしていることになりますが、1分未満が14.6%、5分未満が39.2%、10分未満が20.4%と、約7割の人が「10分未満」と全体的にケア時間は短めのようです。

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では、実際のケアはどんなことをしているのでしょうか? まず、冷え対策としては「靴下を履く」「湯たんぽやカイロで温める」「マッサージ」などの方法が人気のようです。アンケートでは、「靴下2枚履き、お出かけはムートンブーツで。(32歳・女性)」「ショウガをたくさん食べる。(30歳・女性)」などの意見もありました。

かかとのヒビ割れ対策としては、「クリームを塗る」「軽石やスクラブなどで角質除去」「かかとパック」などが上位を占めます。実際の声では「市販のかかとケアクリーム、ひどい時にはクリームを塗った後に靴下を履く。(29歳・女性)」「クリームを塗って、ラップをする。(41歳・女性)」など、保湿をメインにしたケア方法が目立ちました。

医療ジャーナリストの増田美加さんによると、冬の手足の冷え、むくみなどの症状は、先の「ゴースト血管」化も原因のひとつなんだそうです。「冷えの改善には、血液の流れる道を整備することは必須であり、血液の質の向上はもちろんのこと、血液の流れる毛細血管を正常化することが重要です」と、血行促進の大切さを語っています。

お家でケアする際には難しく考えずに、できることから始めるのもいいでしょう。サンパックが運営する「足裏ルーティン」では、今日からでもスタートできるお悩み対策が紹介されています。ちょっとしたスキマ時間にストレッチをしたり、体を温める食べ物や飲み物を積極的に摂取してみたり。これなら今すぐにでも、始められそうな気がしますね。

「冷え」「かかとのひび割れ」のどちらも、日常のちょっとした心がけから改善していくことができます。少しだけ時間を割いて、足のお手入れをすることで、日々を快適に過ごしてはいかがでしょうか?

文/山川 温

 

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