頭痛や耳鳴り、肩こり、眼精疲労、不眠、肥満など、体のさまざまな不調の原因は、実は首にあります。首のこりや歪みは意識しにくいため気づきにくいのですが、日常生活での首への負担は想像以上に大きく、放置すると深刻な不調をもたらします。全身の不調を引き起こすという「首こり」について、骨格アライメント治療を行う細野周作先生にお話を伺ってみました。今回はその4回目です。
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顔の歪みは首のねじれから! 自分の首をチェックしてみましょう
首のねじれがあると、顔が歪んでいたり、首を左右に動かしたときに違和感があります。ここでは、あなたの首のねじれのチェック方法をご紹介します。まずは鏡に向かって立ち、いまの自分の状態を確認しましょう。
(1) 首のポジションをチェック!
鏡の前に真っすぐ立ちます。
□鼻から口、胸、おへそまで、 体の中心が一直線上にありますか?
↓
左右どちらかに偏っていたら、首のねじれがあります
(2) 首の左右の向きやすさをチェック
鏡の前に真っすぐ立ち、首だけを左右に動かします。
左右どちらか または両方に
□ぎこちなさを感じる
□動きにくい
□痛みがある
↓
当てはまる項目があったら、首のねじれがあります。
(3) 顔の歪みをチェック
□ファンデーションが、 左右どちらかのほうれい線に たまりやすい。
□眉を描くとき、 左右のいずれか一方だけ、 描きにくい。
□鏡の前に真っすぐ立ったとき、 左右の目の高さが そろっていない。
□鎖骨の高さがそろっていない
↓
当てはまる項目があったら、首のねじれがあります。
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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/齋藤ジン イラスト/飯山和哉
細野周作(ほその・しゅうさく)先生
細野クリニック院長。国立東京医科歯科大学卒業後、東京都済生会中央病院などを経て独立。最新の栄養療法と骨格アライメント治療を用い、病気を未然に防ぐ「未病」に重点をおいている。