足の不調は多種多様。足の痛みはこうやって改善する/足指力を鍛える(7)

浮き指や偏平足(へんぺいそく)、外反母趾(ぼし)、痛みなど、足の不調の原因は、実は足指の力が鍛えられていないことにあります。進行すると、頭痛や腰痛、肩こりなど、全身にさまざまなトラブルをもたらす原因にもなり、改善のためには早めの対策が欠かせません。では、足指の力を鍛える必要があるのは、なぜでしょう? さいたま中央フットケア整体院院長で年間2000名の施術を行う足のプロ、冨澤敏夫先生にお話を伺いました。

前の記事「浮き指、浮き上げ指、タコ・うおのめ。女性に多い足の不調/足指力を鍛える(6)」はこちら。

 

足のさまざまな痛みや偏平足
改善策を知って不調を解消!

前の記事に続いて、女性に多い足のトラブルをご紹介します。足の痛みがひどい場合は、自己判断せず、専門医に相談しましょう。

モートン病

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●原因と症状
主に図の2、3の足指の中間部辺りに痛みやしびれ、感覚が鈍くなるなどの症状が出ます(3、4の足指の間で起こることもあります)。不安定な足首の人が、ハイヒールなどのかかとの高い靴やサイズが合っていない靴を履いていると、足の機能がうまく使えず、足指の神経が圧迫されて痛むようになります。

●改善法
痛む部分の安静や矯正用インソールの着用、薬剤の内服、足裏のテーピングなどの治療がありますが、根本的な原因は、前述の通り、不安定な足首です。そのため、解決には足首を治す必要があります。正しい歩き方や立ち方を覚えることで改善が見込めます。ハイヒールは避けて、足に合った靴を選びましょう。

 

扁平足

1801p63_02.jpg●原因と症状
土踏まずといわれる足裏のアーチがなく、平らになっている状態。原因は運動不足による足裏の筋力低下や足指を使わない歩き方、足に合わない窮屈な靴などさまざまですが、遺伝的に起こる人もいます。足が疲れやすく足裏が痛くなりやすい、すり足で歩く、足裏にタコができやすいなどの不調が出やすくなります。

●改善法
根本的な改善を目指すには、足を鍛えて正しい歩き方、立ち方を覚える必要があります。できるだけ足を甘やかさず、しかし負担をかけ過ぎないようにトレーニングをしましょう。足の指だけで床に置いたタオルを引き寄せる、足の指で物をつかむなど、足指を鍛えることで足裏全体を鍛えることができます。

 

足の痛み】

かかと

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●原因と症状
グニャグニャ足首のようにかかとに体重が乗り過ぎたり、ガチガチ足首のように地面からの振動を過剰に受けることが続くと、痛みの原因に。また、底の薄い靴やはだしのまま硬い床の上などで作業を行った後に痛みが起こると、治りにくくなります。

 

アキレス腱

1801p63_04.jpg●原因と症状
足首が硬く、足の指を上げて歩く指上げ足の人に多く見られます。足裏の筋肉を過剰に引っ張ると同時に、ふくらはぎの筋肉の柔軟性がなくなって硬くなり、足裏の筋肉とふくらはぎの筋肉の両方からアキレス腱を引っ張り合うことで炎症が起こって痛みをもたらします。

 

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●原因と症状
指上げ足の人や土踏まずが深すぎて足の甲が高すぎるハイアーチ(甲高)の人によく見られます。足指を使って踏ん張ることができないために、足指の力が弱くなってしまい、足指の付け根にある中足骨に歪みが起きて、ぶつけたわけでもないのに痛みを感じます。

 

かかとやアキレス腱の痛み改善法

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かかとやアキレス腱の痛み改善には、足首を柔軟にするストレッチにトライしましょう。
(1)両足を伸ばして床に座る。
(2)片方の足を体の外側に向けて曲げて、かかとを手で持つ。つま先はお尻の方に向ける。
(3)足首が伸びるのを感じながら、左右交互に3セット行う。難しい場合は、お尻の下に座布団やクッションを敷いて行う。

 

取材・文/笑(寳田真由美) イラスト/はせがわめいた

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次の記事「足の不調の改善には、足指で踏ん張る力が必要です!/足指力を鍛える(8)」はこちら。

<教えてくれた人>
冨澤敏夫(とみざわ・としお)先生

さいたま中央フットケア整体院院長、柔道整復師。年間2000名の施術を行う足のプロ。著書に『《不安定足首》と《ペンギン歩き》を治せばしつこい「足の痛み」は消える!』(現代書林)。

この記事は『毎日が発見』2018年1月号に掲載の情報です。

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