私たちの体を健康に維持するために必要な「免疫力」や「抗酸化力」は近年、色々なメディアで多くの情報が取り上げられています。そして今、この「免疫力」や「抗酸化力」を健やかに維持するために「たもぎ茸」に注目が集まっています。
免疫や抗酸化力について、東洋大学理工学部生体医工学科教授の加藤和則先生にお話を伺いました。
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体を守る「免疫力」は年齢とともに低下します
「免疫力」や「抗酸化力」という言葉をよく聞きますが、体内で働く仕組みをご存じですか?「免疫力」は、その字のとおり、病気(疫)から逃れる力で、細菌やウイルスなどから私たちの身を守ってくれる力のことです。いわば、生体維持のためのシステムで、低下すると風邪や口内炎などの感染症にかかりやすくなる他、アレルギーやがんの発症などにも関係してきます。
免疫を担当するさまざまな細胞は体のすみずみに配置され、例えば、白血球(顆粒球)は体に侵入してきた細菌を食べて消化し、リンパ球の一種「ナチュラルキラー細胞」はがんやウイルス感染細胞を認識して破壊する力を持っています。
老化を引き起こす物質を抑制する「抗酸化力」
「抗酸化力」は、主に私たちの体内で発生する活性酸素を抑制する力です。活性酸素とは酸化、つまり体をサビつかせてしまう物質で老化の要因の一つ。体内の遺伝子やたんぱく質に損傷を与え、がんや生活習慣病にもつながるといいます。生まれつき、体内には活性酸素を撃退する力が備わっていますが、これも加齢などにより機能が低下。「免疫力」は20歳ごろ、「抗酸化力」は40歳ごろをピークに低下します。普段の食事や生活習慣を見直し、2つの力を高めることが、長く健康を保つ秘訣(ひけつ)といえそうです。
生活に取り入れて2つの力をアップ!
■免疫力
腸内環境を整える「菌活」を実践
きのこ類や乳酸菌、麹菌などは腸内環境を整え、免疫力を高めます。発酵食品のヨーグルトや納豆などを毎日の食事に。特にきのこ類は免疫成分が多い食材です。
リラックスして、よく笑う
研究によると、よく笑う人は脳にセロトニンが分泌し、副交感神経に作用。精神が安定すると「ナチュラルキラー細胞」が活性化し、免疫力アップにつながります。
良い睡眠をとり、適度に運動する
「脳の眠り」ともいわれる深いノンレム睡眠をしっかりとり、朝は太陽光で起床を。免疫細胞がリセットされ、活発に働きます。細胞力を高める森林浴もおすすめ。
■抗酸化力
野菜や果物は皮ごと食べる
色のついた皮には抗酸化作用の強い栄養素「ファイトケミカル」が多く含まれています。これは活性酸素や紫外線による遺伝子の傷を治してくれる力を高めます。
いま注目したい2つの成分
■強力な抗酸化物質 エルゴチオネイン
アミノ酸に似た食物由来の物質で、抗酸化作用をもつとされています。その抗酸化力はビタミンEの数千倍とも!皮膚細胞の健康に働きかける効果の他、近年は脳神経の酸化を防ぐ効果についても研究され、認知機能のサポートにも期待されています。
ヒトの体内で合成されないため、食物から摂りますが、特にきのこ類に多く含まれます。
☆しいたけの13倍!
■免疫力を高める β(ベータ)- グルカン
きのこ類に多く含まれる多糖体。免疫細胞を刺激し、全身の免疫の機能を整える働きをします。体内の免疫細胞を活性化させるには腸内の善玉菌を増やすことが大切ですが、β-グルカンは善玉菌と同じように、腸にある免疫細胞に直接働きかけるのが特徴。しいたけ由来やカワラ茸由来のβ-グルカンなどは免疫療法にも使われています。
☆腸内環境を刺激するβ-グルカンを多く含む食用きのこ、たもぎ茸。うま味成分もたっぷり含み、「だしの王様」とも呼ばれています。味噌汁やシチュー、鍋料理など、味わい方も多彩。
■きのこ類の中でも特に「たもぎ茸」に多く含まれています
●たもぎ茸ってなに?
たもぎ茸はヒラタケ科の食用きのこ。美しい色と、北海道の短い夏にしか採れないことから「幻のきのこ」といわれ、珍重されています。香りと歯触りが良く、学校給食にも使われます。
■毎日の健康と美容をサポートする「たもぎ茸の力」
北海道で採れる新鮮な「たもぎ茸」を高濃度で抽出した、エキス状の健康サポート食品。
抗酸化物質であるエルゴチオネインと、体内の免疫力を活性化させるβ-グルカンの2つの注目成分に加え、ミネラルをバランス良く配合。
毎日の健康を維持したい、健康に自信を持ちたいという方におすすめです。
毎日摂って、元気を保ちましょう。
・毎日1~2 袋をそのままで
・塩味を加えてスープ風に
・りんごジュースなどに加えて
・きのこのうま味たっぷり!お料理にも使えます
●お問合せ
株式会社スリービー
フリーダイヤル 0120-782-273(平日9:00~17:00)
取材・文/岡田知子(BLOOM) 撮影/深田卓馬