「ひざに悪い習慣」をセルフチェック!毎日の習慣を変え痛みを改善させるためのステップ

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『となりの先輩患者 自分で改善する変形性膝関節症・ひざ痛』 (川内 雅和/KADOKAWA)第3回【全7回】

「ひざの痛み」に悩むあなたへ。書籍『となりの先輩患者 自分で改善する変形性膝関節症・ひざ痛』(KADOKAWA)は、つらいひざの痛みを乗り越え、「痛みなく歩けるようになった先輩患者さんの実践法」を集めた一冊です。理学療法士であり予防と治療のプロフェッショナルである川内 雅和氏が、実践しやすい生活の工夫や効果的な運動法を丁寧に紹介してします。膝の疲れをやわらげるマッサージ法や再発を防ぐ生活習慣など、生活全体を見直すトータルな改善方法がわかります。今回はこの本の中から、「痛みなく歩ける毎日」を取り戻すために知っておきたいことをご紹介します!

※本記事は川内 雅和(著)による書籍『となりの先輩患者 自分で改善する変形性膝関節症・ひざ痛』から一部抜粋・編集しました。

【習慣を見直す】日常生活に潜む"ひざに悪い習慣"をやめる

まずは、下のチェック表を確認してみてください。ふだんの生活のなかで、何気なく続けている行動やクセにも、実はひざの痛みや変形の原因となる「悪い習慣」が潜んでいます。

「座りっぱなしのことが多いのは、仕事だから仕方がない」「1日1万歩以上歩いたり、階段を使ったり、健康のためにがんばっているのにどうして?」と疑問に思うかもしれません。しかし、長時間同じ姿勢でひざを動かさないでいると、脚の筋肉が硬くなり、動き出すときにひざの痛みが起こりやすくなってしまいます。また、1日1万歩以上歩いたり、できるだけ階段を使ったりすることは、ひざの使いすぎになり、かえって痛みや変形を招きます。

ひざに悪い習慣を知り、それを避けることで痛みや変形を食い止めましょう。それに加えて、朝と夜の「ちょこっと習慣」を毎日取り入れてください。ひざに優しい生活へとシフトチェンジすることができます。

【ワンポイント】まずは1つ悪い習慣をやめよう

すべての改善法を今日から毎日続けることは難しいと思います。まずは1つでよいので悪い習慣をやめましょう。1つだけでも、効果を実感できるはずです。

ひざに悪い習慣がないかチェック!


チェック!

□ 和室生活で床に座ることが多い、あぐら、正座、女の子座りでよく座る
□ 1時間以上座りっぱなしのことが多い
□ 座っているときによく脚を組む
□ たくさん食べるのが好き
□ 朝起きてすぐに運動をする
□ できるだけ階段を使うようにしている
□ 1 日1 万歩以上歩いている
□ 杖に頼らないように心がけている


⇒1つでも当てはまればひざラク習慣に変える

上記の習慣は、すべてひざに大きな負担をかける。何気ない行動に、意外な落とし穴が潜んでいる。1つでも当てはまるものがあればやめる。ひざに優しい"ひざラク習慣"に変えよう。

 
※本記事は川内 雅和(著)による書籍『となりの先輩患者 自分で改善する変形性膝関節症・ひざ痛』から一部抜粋・編集しました。
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