【脂肪肝専門医が考案】青魚の良質な脂質は脂肪の蓄積を抑える!「さば缶カレーブイヤベース風」のレシピ

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『肝臓から脂肪を落とす 脂肪燃焼スープ』 (尾形 哲/KADOKAWA)第8回【全8回】

日本人の成人の3人に1人が脂肪肝と推計される現在。肥満解消と脂肪肝・糖尿病改善のための専門外来「スマート外来」の担当医・尾形哲先生が、肝臓脂肪を落とすためにすすめているのが、「脂肪燃焼スープ」です。これは、鶏むねひき肉を使った「スープストック」を活用し、一食で必要なタンパク質をしっかり摂取できるスープのこと。先生の著書『肝臓から脂肪を落とす 脂肪燃焼スープ』(KADOKAWA)では、豊富な食物繊維と、代謝を高める食材を組み合わせることで、低糖質なのに満腹感が持続する脂肪燃焼スープの数々を掲載しています。今回はこの本の中から、体の内側から健康を取り戻し、元気な毎日を送るためのヒントをご紹介します。

※本記事は尾形 哲(著)による書籍『肝臓から脂肪を落とす 脂肪燃焼スープ』から一部抜粋・編集しました。

さば缶カレーブイヤベース風

青魚の良質な脂質は脂肪の蓄積を抑える!

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タンパク質24.7g、食物繊維5.3g、塩分1.8g、糖質7.6g

燃焼力を上げるカギ

高タンパク食品:さば
代謝スイッチ:クルクミン(カレー粉)、アリシン(にんにく)

材料(2皿分)

BCAA スープストック......1/3 量(540ml)
さば水煮缶......1缶(150g)
にんにく(スライス)......4枚
玉ねぎ(カット)......80g
ミニトマト......6 個
冷凍ブロッコリー......160g
オリーブオイル......小さじ2
カレー粉......小さじ1強
塩......小さじ1/3
こしょう......少々


作り方

1.ミニトマトはヘタを取る。

2.フライパンを熱し、オリーブオイルを入れてにんにく、玉ねぎ、ミニトマトを加えて炒め、スープストックを注ぎ入れて煮立てる。さば缶を汁ごと加え、カレー粉、凍ったままのブロッコリーを入れてふたをし、沸騰したら弱火で5~6分煮る。

3.塩、こしょうを入れて味をととのえる。

脂肪燃焼のポイント

手軽なタンパク源として重宝する「さば缶」。筋肉の維持を助けて基礎代謝を高めるほか、さばに含まれるEPA・DHA というオメガ3脂肪酸には、脂肪をエネルギーとして使いやすくして代謝を助ける働きがあります。「カレー粉」のターメリックに含まれるクルクミンは、脂肪の蓄積を抑えて代謝を上げる抗酸化成分。摂りすぎると肝臓に負担をかけることもありますが、本レシピ程度であれば安心してお使いいただけます。

加えて、スパイス類は体温を上げる効果を持ち、脂肪が燃えやすい体に導きます。「にんにく」の香りのもとアリシンには、血流を促進して代謝を活性化する作用があります。

 
※本記事は尾形 哲(著)による書籍『肝臓から脂肪を落とす 脂肪燃焼スープ』から一部抜粋・編集しました。
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