【首回りのストレッチ】
耳のすぐ下の部分は、筋肉が固まり、縮みやすい場所。ここをほぐして伸ばすことで、頭痛や肩こりの改善、顔全体のリフトアップ効果が。
(1)首の横の筋肉を、親指と人さし指を使ってギュッとつまむ。
(2)筋肉をつまんだまま、ゆっくりと首を片側に倒し、ゆっくりと戻す。
(3)同様に、首をゆっくりと反対側に倒し、ゆっくりと戻す。首を曲げる際に痛みがある場合は、無理をせず、最小限の動きにとどめて。
<(2)~(3)を20秒繰り返す>
耳のすぐ下の筋肉(胸鎖乳突筋の上部)は硬くなりやすい場所。しっかりつかんでほぐしましょう。
【斜角筋群(しゃかくきんぐん)ストレッチ】
圧迫しながら深呼吸すると効果的。息はしっかり吐ききって。内側の筋肉を刺激するので、手のしびれや呼吸のしやすさの改善にも。
<左右30秒ずつ>
(1)鎖骨のちょうど真ん中に指を当て、少し上に引き上げたときに指先にハリのある部分が当たるので、そこを、人さし指、中指、薬指の3本の指の腹を使い、ゆるめに押す。
(2)深呼吸をしながら、押している方と反対側に顔をゆっくりと向け、戻す。これを繰り返す。
斜角筋群は、首の左右の前外側についている筋肉。強くもみすぎると痛みが出るので注意しましょう。
【あご下グリグリほぐし】
あご下もリンパが流れる重要な場所。二重あごやたるみを改善するポイントなので、ほぐすことで顔やせ・首やせも期待できます。
<1カ所10秒ずつ>
顔を上に向かって上げ、写真の(1)~(3)の順に、あごの骨の下側に親指の腹を当て、いた気持ちいいくらいの強さでグリグリと押す。痛みが出やすい場所なので、力の入れすぎに注意
※この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年3月号に掲載の情報です。
構成・取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン モデル/氷川よし子(splash)