ライフスタイルの変化によって、薄毛を気にする人は男女にかかわらず増えています。本誌の読者モニター350人にとったアンケートでも、薄毛が気になっている人は多数いました。薄毛への対策は早ければ早いほど実を結ぶといわれているため、薄毛対策はできるだけ早く始めたいですよね。
今回は、薄毛の予防に有効なマッサージ術、おすすめの食事、さらに髪を豊かに見せるヘアアレンジの簡単な「ちょいテク」を、ヘアメイクの野崎裕子さん、HARG治療センターの福岡大太朗医師、名古屋Kクリニックの岡嶋研二医師にそれぞれ伺っていきます。
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白髪による地肌の目立ちは「カラートリートメント」で上手に隠そう!
白髪はとても厄介ですね。髪の表面に浮き上がるように生えてくるので、髪の生え際や分け目が広がって見えがちです。もちろん、マメに美容室に行って染めてもらえばいいのですが、時間をとるのも難しいですよね。
「そんなときは、ぜひカラートリートメントを使ってみてください。基本の成分は通常のトリートメントと違いありませんから、自宅で染毛剤で染めるよりも傷みません。しかも、失敗することもなく定期的に使い続けることで自然に白髪をカバーすることができますよ!」とヘアメイク野崎さん。
ただし、使い方にコツがあるのだとか。
「オールバックにして何十回もクシを通しても意味がありません! 必ず分け目を変えて塗り込んでくださいね」。
<Before>
白髪が少し目立ち、髪の分け目が広がって見えてしまいます。
■カラートリートメントをムラなく塗るコツ
1. トリートメントを手のひらにムラなく広げた後、髪をかき上げるように根元から塗っていきます。
2. 普段の分け目の位置に髪をパカッと分けた後、手のひら全体を使ってトリートメントを塗り広げます。
3. 頭頂部の髪をもみながらトリートメントを全体に行き渡らせます。最後にもう一度1 を行えば終了。
<After>
白髪がカバーされただけで地肌の悪目立ちがなくなりました。
白髪を染めると薄毛カバーにもなるのですね!
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取材・文/荒井さやか 撮影/楠本隆貴(will creative)
野崎裕子(のざき・ゆうこ)さん
本誌でもおなじみのヘアメイクアップ・アーティスト。技術はもちろん、理論的な提案に信頼が厚い。