斬新!だけどおいしい。高野豆腐で揚げ物&炒り豆腐を【作ってみた】

斬新!だけどおいしい。高野豆腐で揚げ物&炒り豆腐を【作ってみた】 15061810.jpg高野豆腐を使った煮物は、味がじっくり染みて、昔から親しまれてきた庶民の味ですが、いつも煮物ばかりでは、使う頻度も限られますよね。それはもったいない! 『毎日が発見』2018年6月号では、栄養満点な高野豆腐の可能性を広げるべく、"形を変えた"レシピを紹介しています。そこで今回は斬新、だけどおいしい高野豆腐レシピをご紹介します。

 

高野豆腐をおいしくもどす方法

植物性たんぱく質を多く含み、栄養豊富な高野豆腐ですが、そもそも上手にもどせていますか?ここではまず、おいしく上手にもどす方法を紹介します。

1) バットに高野豆腐をのせ、たっぷりのお湯または水を注ぎ、皿などを重石代わりにのせて20分ほどおいてもどす。
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2) 両手で挟むなどして、水けをしっかり絞る。
斬新!だけどおいしい。高野豆腐で揚げ物&炒り豆腐を【作ってみた】 15061803.jpg簡単な作業ではありますが、これをきちんと行うことで、よりおいしく食べられますよ。
では、早速煮物以外の新しい高野豆腐レシピを作ってみます!

 

1、 高野豆腐がふわふわころもに!?「高野豆腐のえびだんこ」

<材料>(4人分)
高野豆腐...2枚(35g)
えび...中10尾(200g)
A 玉ねぎ(みじん切り)...1/4個(50g)
  塩...小さじ1/4
  こしょう...少々
  溶き卵...1/2個分
  小麦粉...大さじ1
揚げ油...適量
レタス...適量

<作り方>
1. 高野豆腐をもどし、粗く刻む。
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2. えびは塩水で洗い、殻を除いて背わたを取り、包丁でたたく。
これとAをボウルに入れ、なじむまでよく混ぜて、8等分にする。
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3. バットに1の高野豆腐を広げ、ここに2をのせて高野豆腐をまぶし、手で軽くにぎって丸く形を整えながら高野豆腐をはりつける。
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4. 揚げ油を170℃に熱し、3を6分ほどかけて揚げる。
最後に器に盛り、レタスを添え、好みで塩少々(分量外)をふれば完成。
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さてお味は?
斬新!だけどおいしい。高野豆腐で揚げ物&炒り豆腐を【作ってみた】 15061812.jpg高野豆腐がころもになるという、今までの発想とは全く違う、斬新すぎる揚げ物レシピ。高野豆腐を揚げるとどうなるんだろう?と、全く予測がつかなかったのですが、いざ食べてみると、ふわふわ食感で、高野豆腐と言われないとなにものかわからないほど。中に入れたえびだんごとの相性もバッチリで、この組み合わせだからこそのヘルシーで優しい味でした。

 

2、 今度はサラサラ!?「おろし高野豆腐のいり豆腐風」

<材料>(2人分)

高野豆腐...2枚(35g)
豚ひき肉...100g
にんじん...1/3本(50g)
さやえんどう・・・10枚
サラダ油...大さじ1/2
A  水...1カップ
  みりん...大さじ1
  しょうゆ...小さじ2
  砂糖...小さじ1
  塩...小さじ1/3
卵...1個

 

<作り方>
1. 高野豆腐をすりおろす。にんじんは1cm角に、さやえんどうは筋を取って、斜め半分に切る。
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2. サラダ油を強めの中火で熱し、にんじんとひき肉を加え、ポロポロになるまで炒める。ここに高野豆腐を加えて炒め、油がなじんだらAを加えてひと煮立ちさせる。
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3. 1分ほど煮たらさやえんどうを加え、水分をとばしながら炒め煮にする。仕上げに溶いた卵を回し入れ、炒め合わせれば完成。
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出来上がりはこんな感じに
斬新!だけどおいしい。高野豆腐で揚げ物&炒り豆腐を【作ってみた】 15061807.jpg今度は、高野豆腐を水でもどさず、そのまますりおろし器ですり、これを料理に使った、こちらも斬新な炒め煮レシピです。すりおろした高野豆腐はサラサラ、料理に使うと水分を含んで若干膨らみますが、ひき肉や卵と混ざって、こちらもぱっと見ただけでは、高野豆腐が入っているとは思えない仕上がりに。ただ、食べてみると、だんだん高野豆腐の味が口に広がり、そこで初めて、高野豆腐が入っていたことを思い出す感じでした。ポロポロっとした食感と優しい甘さが味わえ、ほっこりできる1品です。

 

新たな"高野豆腐"の魅力と出会ってみませんか?

"高野豆腐"はあの四角のまま煮物に使うもの、という思い込みがあり、なかなか普段使いする食材ではなかったので、今回、刻んでころもにしたり、すって炒めたりという調理法にとても驚きました。でも、そうやって使ってみると脇役ではありますが、料理全体の味に優しさを与えてくれるので、とても重要な存在ですし、もっといろいろな活用方法の可能性を感じました。ボリュームUPしながらもヘルシーに仕上がるのは嬉しい限り。皆さんも、これからは固定概念を取っ払って、"高野豆腐"の新たな魅力に出会ってみませんか?

 

写真・文/JUNKO

 

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