僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋...首を支える筋肉を知りましょう/首こり(6)

pixta_7253402_S.jpg頭痛や耳鳴り、肩こり、眼精疲労、不眠、肥満など、体のさまざまな不調の原因は、実は首にあります。首のこりや歪みは意識しにくいため気づきにくいのですが、日常生活での首への負担は想像以上に大きく、放置すると深刻な不調をもたらします。全身の不調を引き起こすという「首こり」について、骨格アライメント治療を行う細野周作先生にお話を伺ってみました。今回はその6回目です。

前の記事「「押したりもんだり」はNG! 首のこりや突っ張り、違和感は筋肉を緩めて整える/首こり(5)」はこちら。

 
首周りの筋肉の働きを知ってしつこい首こりを改善

首を支える筋肉には、僧帽筋や肩甲挙筋などの他、大小さまざまなものがあります。ストレッチを行う際は、ここで紹介した筋肉を意識しながら行ってみましょう。

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肩甲挙筋(けんこうきょきん)
肩甲骨を上げたり、首を左右に動かしたりする際に使われる筋肉で、 僧帽筋の奥に付いています。首肩の深いこり やストレートネックなどを引き起こす原因にもなります。

●菱形筋(りょうけいきん)
名前の通りひし形で、 肩甲骨を後ろへスライドさせます。胸を開いて深呼吸したときに、 肩甲骨を背骨に引き寄せる筋肉です。

●広背筋(こうはいきん)
背中を覆っている筋肉 で、人体で最も広い面積の筋肉です。実は腕の骨にくっついている ので、肩を動かし、腕を後ろに引く際に大きな力を発揮します。

●僧帽筋(そうぼうきん)
首から背中を覆う大きな筋肉で、肩こりを引き起こす筋肉として有名です。肩甲骨を上下 させたり、肩甲骨を内転させて脊柱へと引き寄せます。猫背の原因にもなる筋肉です。

●胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
顔を下に向けたり、斜め上に向けたりする筋肉。周辺に多くのリンパ節や太い血管があるため、ここが緊張して硬くなると、血行やリンパの流れが悪くなり老廃物がたまりやすくなります。

次の記事で紹介する、首を支える筋肉を緩めるストレッチでは、上記の筋肉の位置を意識しながら行うとより効果的です。

 
取材・文/笑(寳田真由美) イラスト/飯山和哉

次の記事「胸を開く! 腕を回す! 首こり&顔の歪み解消ストレッチ/首こり(7)」はこちら。

<教えてくれた人>
細野周作(ほその・しゅうさく)先生

細野クリニック院長。国立東京医科歯科大学卒業後、東京都済生会中央病院などを経て独立。最新の栄養療法と骨格アライメント治療を用い、病気を未然に防ぐ「未病」に重点をおいている。

この記事は『毎日が発見』2018年2月号に掲載の情報です。

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