サプリメントなどの商品開発を手掛ける株式会社SPICがビタミンCに関するアンケート調査をおこなったところ、「知っている」「興味がある」「摂取したい」「摂取している」の4つの部門で他の栄養素を抑えてNo.1となりました。
「知っている栄養素」...ビタミンCと回答した人は 93.8%(1位)
出典:株式会社アンテリオ 「ビタミンCに関するアンケート調査」
「できれば摂取したい成分」...ビタミンCと回答した人は 50.7%(1位)
出典:株式会社アンテリオ 「ビタミンCに関するアンケート調査」
一般的に消費が多い、牛乳やヨーグルトに含まれている栄養素のカルシウム、乳酸菌などを抑えてビタミンCがトップになっているアンケート結果から、ビタミンCの認知度が高いだけでなく、必要性においても支持を得ていることが分かります。
ビタミンCってどんな栄養素?
ビタミンCとは、身体の細胞同士を結合するたんぱく質、コラーゲンを生成するのに必要な栄養素で、抗酸化作用があり、老化の予防、免疫力の強化に役立ちます。
ビタミンCが不足するとウイルスや細菌への抵抗力が下がって病気になりやすくなります。ストレスへの抵抗力を高める作用もあるので、日常生活においてストレスの多い人は特に意識して摂取することが望ましいでしょう。
サプリメントなど栄養補助食品でビタミンCを補うのもひとつの手ですが、身近な食材にも豊富なビタミンCが含まれているものが数多くあります。その一部を紹介します。
ビタミンCを多く含む食材ピックアップ
○果物、野菜
グレープフルーツ、ユズ、レモン、オレンジなどの柑橘類、アセロラ、キウイ、柿、イチゴ、パプリカ、パセリ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、さつまいも
ビタミンCは熱に弱いという性質があります。調理する場合は加熱してもビタミンCが壊れにくいさつまいも、じゃがいも、れんこんなどがおすすめです。
◯海藻類
焼のり、味付けのり
のりは意外にもビタミンCが豊富。カロリーが低く、タンパク質や食物繊維が豊富でさまざまなビタミンも含まれているので積極的に摂りたい食材です。
◯ドリンク
アセロラジュース、グァバジュース、グレープフルーツジュース、玉露
果物は生で食べるのがおすすめですが、より手軽なのはジュースを飲むこと。果汁100%のものがよりいいでしょう。お茶にもビタミンCは含まれています。毎食後に玉露を飲むようにすると一日のなかで定期的にビタミンCを摂取することができます。
ビタミンCは一度に大量に摂ってもすぐに排出されてしまうので、一日数回に分けて摂るのが効率的です。病気予防だけでなく美容、アンチエイジングにも効果的なビタミンC。意識的に摂取して健康な体を維持するのにぜひ役立ててください。
文/江藤優