「糖化」はタンパク質でできた細胞を劣化させる/稼げる男は食事が9割

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食事を変えると、集中力が上がりミスが減る。残業が無くなる。疲れにくくなり眠くならない。ストレスが無くなる。体が締まりカッコよくなる。そして仕事が楽しくなる!
体のマネジメントには、仕事と同じように「成功法則」があるのです。
書籍「稼げる男は食事が9割」で、正しい食事の知識を学んでいきましょう。

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糖化がタンパク質でできた細胞を劣化させる

糖質にはもう一つの弊害があります。

血糖値の上昇によって糖質が体内にたくさんあると、細胞に酸化ストレスを与えるとお伝えしました。高血糖の状態になると、あまったブドウ糖はタンパク質に結合して変性し、様々な化学反応を繰り返して最終的にはAGEs(最終糖化産物)と呼ばれる物質になります。この一連の化学反応を糖化といいます。タンパク質が変性してできたAGEs は、活性酸素を生み出しやすくし、体内の酸化ストレスを増やします。

コラーゲンはタンパク質の一種で、細胞と細胞を強固に結びつけています。コラーゲンはブドウ糖に糖化されやすく、皮膚のコラーゲンで糖化が起きると、活性酸素を発生し、酸化ストレスから肌が黄ばんできたり、コラーゲンの機能が低下したりすることで、皮膚にたるみができます。また、歯肉(歯茎)のコラーゲンが糖化されると、歯茎が萎縮して(やせて)歯周病の原因になります。

また、動脈硬化もAGEs の生成により促進され、白内障の原因となる水晶体が濁るという状態も、糖化によって起きていることです。糖化は、糖尿病ではなくとも食後の高血糖の時に急激に起こります。

たとえ糖尿病と診断されていなくても、いつも糖質過多の食事をして、高血糖を作り出していると、知らず知らずと細胞を老化させていることにつながるのです。

森 拓郎(もり・たくろう) 

1982年生まれ。株式会社rinato 代表取締役。
フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。
中京大学体育学部卒業後、地元の自動車ディーラーで営業成績トップを獲得し、その後パーソナルトレーナーになるために上京。大手フィットネスクラブの個人売上トップを獲得し、自身のスタジオを2009年にオープン。
ファッションモデルや女優など、身体を資本とした女性などを中心に、ピラティス、整体、美容矯正など足先から顔までのボディメイクを指導。メディア出演、記事監修、指導者育成なども行う。

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『稼げる男は食事が9割』

(森 拓郎/KADOKAWA)

ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。「食事は自分への投資」という事実を理解する事からはじめる、誰でもできる食事法とは?

 
この記事は書籍『稼げる男は食事が9割』からの抜粋です

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