「1日1個のりんごは医者いらず」といわれ、毎日食べると健康が維持できることは、昔から知られていました。りんごは特有成分も多く、驚くほどたくさんの健康効果が期待できる身近な果物です。料理研究家で管理栄養士の村上祥子先生に、りんごの効果や健康レシピを教えてもらいました。
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和洋中さまざまな料理に活用でき、減塩効果も期待できる、りんご酢。もちろん、酢に漬けた酢漬けりんごも料理に使えます。無駄なく利用してみましょう。
「肉だんごのりんご煮」
1人分260kcal/塩分0.6g
酢とりんごで、こってりなのにさっぱり。病みつきになるおいしさです。
材料(2人分)
合いびき肉...150g
A りんご酢...大さじ2
パン粉...大さじ3
塩、こしょう...各少々
サラダ油...小さじ1
B りんご酢...大さじ2
酢漬けりんご...100g
水...100ml
塩、こしょう...各少々
パセリ(みじん切り)...少々
作り方
1. 合いびき肉にAを加え、滑らかになるまで練り、8等分して丸める。
2. 鍋にサラダ油を入れて火にかけ、1の肉だんごを並べる。
3. 上下を返しながら焼き色を付け、Bを加え、ふたをする。煮立ったら弱火で10分加熱し、塩、こしょうで味を調え、強火にして水分がなくなるまで煮つめ、火を止める。
4. 器に盛り、パセリをふる。
「漬けたりんごでりんごジャム」
大さじ1当たり37kcal/塩分0g
酢漬けりんごを使って、わずか5分でりんごジャムが完成です。
材料(2人分)
酢漬けりんご...100g
砂糖...50g
作り方
1. 耐熱ボウルに酢漬けりんごと砂糖を入れ、両端を少し開けてラップをして、電子レンジ600Wで3分加熱する。
2. 取り出してよく混ぜ、電子レンジ600Wでさらに2分加熱する。熱いうちに瓶に詰める。
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取材・文/石井美佐 撮影/中野正景
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん
料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。食材の持つ力で健康寿命の延伸を図る研究に関与する。同大学内の「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。公式ホームページ http://www.murakami-s.jp/