人間は"肉"を食べて生物の頂点に立った/稼げる男は食事が9割(39)

pixta_6647720_S.jpg

食事を変えると、集中力が上がりミスが減る。残業が無くなる。疲れにくくなり眠くならない。ストレスが無くなる。体が締まりカッコよくなる。そして仕事が楽しくなる!
体のマネジメントには、仕事と同じように「成功法則」があるのです。
書籍「稼げる男は食事が9割」で、正しい食事の知識を学んでいきましょう。

前の記事「私たちにも1日200km走って移動する潜在能力がある!?」はこちら

狩猟・採取生活から農耕・牧畜生活への飛躍

植物は光合成をしてエネルギーをつくりだしています。ライオンや虎は肉を、牛や馬は植物を食べることでエネルギーをつくりだしています。そして、人間は穀物などの糖質を中心にしてエネルギーを生みだしています。

しかし、ホモサピエンスがサルから分化して以来、一貫して糖質を主なエネルギー源にしていたわけではありません。タラフマラ族がそうであるように、人類の主なエネルギー源は脂肪酸、及びケトン体だったのです。

人間は生物学的な分類でいうと「霊長目ヒト科・ホモサピエンス」です。約700万年前にサルから分化したといわれています。ヒトがサルから分化して生物の頂点に立ち、地球上に70億人が暮らす繁栄を実現できた大きな要因は「二足歩行」できたことです。

2本の脚で直立することができたことで、前脚は手としての機能を獲得し、道具を使いほかの動物にはできなかったこと、例えば、火を使うことなどをつぎつぎと手に入れていったのです。

しかし、二足歩行をするようになったとはいえ、はじめは野生動物に近い生活をしています。当時のヒトは何を食べていたかといえば、自分達が暮らす周囲の生き物を捕獲して食べたり、木の実などをとって食べたりする狩猟・採集生活で命をつないでいました。ヒトがはじめに暮らしていたのはアフリカ大陸です。アフリカ大陸というと、砂漠やどこまでも広がる草原などを思い浮かべがちですが、ヒトがサルから分化した頃のアフリカ大陸は森林が広がり、食料が豊富な土地だったのです。

しかし、約 10 万年前にヒトは移動を始めます。なぜ移動を始めたのでしょう。

アフリカ大陸は雨季と乾季がはっきりしている地域が多いのですが、動物達は食料や水を求めて移動します。それと同じように、気候変動などの要因で獲物が少なくなった土地を捨て危険を冒して移動を始めたと考えられます。

二足歩行が第一のイノベーションだとすると、第二のイノベーションは約1万年前に訪れます。それが雑穀を栽培する農耕の開始です。栽培した雑穀は自分達が食べるというより、最初は狩猟して捕らえた動物のエサとして使われていたのです。つまり、牧畜の始まりです。農耕と牧畜をするようになったことで、いつ獲物がとれるかわからない狩猟・採集生活から定住生活に飛躍することができたのです。

ブドウ糖がエネルギー源になってから1万年もたっていない

先ほど紹介したタラフマラ族は、現代文明とは一線を画し、今でも狩猟・採集の生活様式を続けています。また、アラスカへ移ってイヌイットと呼ばれるようになった民族は、 寒冷地で農耕をすることは不可能でしたから、アザラシや鯨、トナカイなどを獲るといっ た狩猟生活を長い間続けていました。

約700万年前に起源をもつ我々ホモサピエンスが農耕や牧畜を始めたのは、ほんの1万年前です。1万年前というと、私達にとっては途方もなく長い年月ですが、狩りをして肉を食べてきた歴史の669分の1にすぎません。 また、飽食の時代といっても、現代の日本人の大多数が、白米のごはんを3食食べられるようになってからはまだ100年もたっていません。

明治・大正・昭和初期の農家では米を栽培していましたが、自分達がつくった米が口に入ることは少なく、麦ごはんが一般的でした。なかにはアワやヒエといった雑穀が主食という家族もめずらしくありません。

さらには、肉や魚も十分に食べられなかったので、そもそもカロリー源もなかったのです。

多くの人達がエネルギーを溢れるほど摂取できるようになった時代がつい最近の話で、しかもそのほとんどが精製された糖質というのは、現代の食生活がどれほど人類の長い歴史からすると偏った栄養の摂り方をしているかは容易に理解ができるかと思います。

次の記事「人間のエネルギー代謝は「脂肪酸」「ケトン体」回路が正しい」はこちら

森 拓郎(もり・たくろう) 

1982年生まれ。株式会社rinato 代表取締役。
フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。
中京大学体育学部卒業後、地元の自動車ディーラーで営業成績トップを獲得し、その後パーソナルトレーナーになるために上京。大手フィットネスクラブの個人売上トップを獲得し、自身のスタジオを2009年にオープン。
ファッションモデルや女優など、身体を資本とした女性などを中心に、ピラティス、整体、美容矯正など足先から顔までのボディメイクを指導。メディア出演、記事監修、指導者育成なども行う。

8a9f12de9e16218946a85314a8d77ade75b4dcc8.jpg

『稼げる男は食事が9割』

(森 拓郎/KADOKAWA)

ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。「食事は自分への投資」という事実を理解する事からはじめる、誰でもできる食事法とは?

この記事は書籍『稼げる男は食事が9割』からの抜粋です

この記事に関連する「健康」のキーワード

PAGE TOP