「いざというときのため」に人間の身体はブドウ糖を蓄える/稼げる男は食事が9割(36)

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食事を変えると、集中力が上がりミスが減る。残業が無くなる。疲れにくくなり眠くならない。ストレスが無くなる。体が締まりカッコよくなる。そして仕事が楽しくなる!
体のマネジメントには、仕事と同じように「成功法則」があるのです。
書籍「稼げる男は食事が9割」で、正しい食事の知識を学んでいきましょう。

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トライアスロンやアイアンマンレースでいちばん重要なこと

知人から聞いた話を紹介します。

知人の友達にスイムとロードバイク、ランの3種目で競うトライアスロンや、226㎞におよぶアイアンマンレースをしている人がいます。知人は友達に「完走したり、上位に食い込むためにいちばん重要なのは何?」という質問をしたそうです。友達の答えは何だったと思いますか。脚力でしょうか、体重でしょうか、体脂肪率でしょうか、根性でしょうか。

確かに脚力がなければお話になりませんし、脚力があるうえに体重が軽ければそれだけ消費エネルギー量を減らすことができます。こういった持久系トップアスリートの体脂肪率は一桁だといいますから、少ないに越したことはないのかもしれません。そして、誰もが苦しい終盤は、一人でも多く抜くぞという勝負に対する執念、根性も必要でしょう。

友達は「その四つはもちろん大事だけど、いちばん大事なのはエネルギー補給だよ」と答えたそうです。 フルマラソンを走ると2000㎉以上のエネルギーを消費するといいますから、トライアスロンやアイアンマンレースで消費されるエネルギーは相当なものになるはずです。

ですから、選手達は何よりもレース中に何を摂るか、どのタイミングで摂るか、細かくシミ ュレーションするそうです。エネルギーの補給を失敗してリタイアすることも、決して珍しくないといいます。 そんなほとんどの選手のエネルギー源はもちろん糖質です。活動量に対して適正な量を上手く摂取することは、このような持久系アスリートにとってはとても重要なことなのは 理解できるかと思います。

人類の歴史は"飢えとの戦い"だった

ごはんやパン、うどん、甘いお菓子、ポテトチップス、フライドポテトなどを食べて摂った糖質は、ブドウ糖に分解されてエネルギー源になることは、再三お話ししてきました。肝臓に運ばれたブドウ糖の多くは、すぐに血液に放出されてエネルギー源として使われますが、一部はブドウ糖の集合体であるグリコーゲンとして肝臓に蓄えられます。

なぜブドウ糖を蓄えておくかというと、いざというときのためです。 「いざというときって、どんなとき?」と思うかもしれません。最近でいえば、2011 年3月に東北地方を襲った東日本大震災があります。こうした大災害のときは、すぐには食料の補給を受けることができませんから、私達の体は肝臓に蓄えておいたグリコーゲンを分解してブドウ糖を血液中に放出して、食料が来るまでの間をしのぎます。 食べたいときに、食べたいものを、食べたいだけ、食べられる日本人にとっては、いざというときといえば、大災害くらいかもしれません。

しかし、人類の長い歴史をみると、 現在の日本人のような恵まれた食生活はほんの一瞬にすぎません。 人類の歴史は飢えとの戦いといっていいでしょう。狩猟生活をしていた頃は、いつ食料にありつけるかわかりませんでしたし、米や麦などの穀物栽培をするようになってからも、 冷害や台風、地震などの天災で飢饉になることがしばしばありました。

それは人類だけの問題ではありません。植物、動物に共通するものだったのです。生物がそうした厳しい環境を生き抜き、対応していくためにとった手段は"省エネ"体質とブドウ糖の貯蔵です。

これでおわかりのように、グリコーゲンは人間にとっての非常食というとても大事なものなのです。

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森 拓郎(もり・たくろう) 

1982年生まれ。株式会社rinato 代表取締役。
フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。
中京大学体育学部卒業後、地元の自動車ディーラーで営業成績トップを獲得し、その後パーソナルトレーナーになるために上京。大手フィットネスクラブの個人売上トップを獲得し、自身のスタジオを2009年にオープン。
ファッションモデルや女優など、身体を資本とした女性などを中心に、ピラティス、整体、美容矯正など足先から顔までのボディメイクを指導。メディア出演、記事監修、指導者育成なども行う。

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『稼げる男は食事が9割』

(森 拓郎/KADOKAWA)

ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。「食事は自分への投資」という事実を理解する事からはじめる、誰でもできる食事法とは?

関連データ

この記事は書籍『稼げる男は食事が9割』からの抜粋です
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