夕食をどう摂るかこそ、睡眠の質を左右する/稼げる男は食事が9割(16)

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食事を変えると、集中力が上がりミスが減る。残業が無くなる。疲れにくくなり眠くならない。ストレスが無くなる。体が締まりカッコよくなる。そして仕事が楽しくなる!
体のマネジメントには、仕事と同じように「成功法則」があるのです。
書籍「稼げる男は食事が9割」で、正しい食事の知識を学んでいきましょう。

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夕食の摂り方が睡眠の質を左右する

多くの人は、質量ともに夕食に重きをおく傾向にあります。寝ていても基礎代謝によってエネルギー消費をしているとはいっても、やはり昼間に比べると消費量は当然減少します。無駄にエネルギーを摂取するということは当然ありませんが、夕食はなるべく早く食べて、寝る3時間前までには食事を済ませることで睡眠時に内臓に過度な負担をかけないようにすることが重要でしょう。

夜にどういった食事を摂るのかは、実は睡眠と大きく関わってきます。一般的には消化に時間がかかる肉類などは避けましょうということがよく言われますが、実はこれも半分誤りです。

意外と知られていないのは、消化の中枢ともいわれる消化器である胃の消化液は、主にタンパク質を分解する消化酵素だということです。つまり、胃はタンパク質をメインに消化するための器官だということです。

しかし、ここに過度の炭水化物が入ってくるとどうでしょうか。米や小麦などのデンプン質は、唾液アミラーゼだけでは十分に消化されません。細かくブドウ糖にまで消化されるのには、胃より先にある小腸で行われるのです。でも、胃を通過するためにはドロドロのおかゆ状態にならないといけないのです。

ここに肉が入ってくると、確かに消化するのが大変になります。まさに胃もたれになりやすい状態だと言えるでしょう。

もちろん、適量であれば消化がゆっくりになるので急激な吸収を抑えて血糖値の急上昇や、過度に体脂肪として蓄えられる状況を抑えることもできるので、良いこともあるのですが、寝る直前にそれではいけません。寝ている間は内臓の働きは弱まっているので、食べ物が残りすぎていると睡眠を妨げてしまって睡眠の質が落ちます。

朝に身体がダルい......というのは、前日の夜遅くに食べたものを消化するのに一晩中内臓が働かされていたせいかもしれません。

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森 拓郎(もり・たくろう) 

1982年生まれ。株式会社rinato 代表取締役。
フィットネストレーナー、ピラティス指導者、整体師、美容矯正師。
中京大学体育学部卒業後、地元の自動車ディーラーで営業成績トップを獲得し、その後パーソナルトレーナーになるために上京。大手フィットネスクラブの個人売上トップを獲得し、自身のスタジオを2009年にオープン。
ファッションモデルや女優など、身体を資本とした女性などを中心に、ピラティス、整体、美容矯正など足先から顔までのボディメイクを指導。メディア出演、記事監修、指導者育成なども行う。

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『稼げる男は食事が9割』

(森 拓郎/KADOKAWA)

ベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割』の著者が初めてビジネスマンのために書いた「稼げる男」になるための食習慣。「食事は自分への投資」という事実を理解する事からはじめる、誰でもできる食事法とは?

 
この記事は書籍『稼げる男は食事が9割』からの抜粋です

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