慢性的な肩こり、肩の痛みに。有効な「食材」と「ストレッチ」を東洋医学のプロが伝授

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『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』 (著:田中友也、イラスト:くぼあやこ/KADOKAWA)第6回【全8回】

「毎日忙しく、自分のことには構っていられない」「病院に行くほどではないが、このまま大きな病気になったら怖い」...。そんな風に考えて、疲れや不調をずるずると引きずっている方は多いのではないでしょうか? 鍼灸師で国際中医専門員の田中友也さんによる書籍『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』(KADOKAWA)は、自分の体と心をいたわるためのヒントを教えてくれる本。おうち時間に簡単に取り入れられる、さまざまな不調に対応したセルフケア術が満載です。健やかな心と体のため、今日からできることを取り入れていきましょう。

※本記事は田中友也(著)、くぼあやこ(イラスト)の書籍『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』から一部抜粋・編集しました。

「肩こり、肩の痛み」

中医学では、肩こりは筋肉や組織に「気」「血」というエネルギーや栄養の巡りが悪くなって起こると考えます。

慢性的な肩こりはストレスや目の疲れ、運動不足、冷え症、肥満などによって血液の巡りが悪くなる「瘀血」が原因と考え、肩を流れる血がドロドロになって血流が悪化することで筋肉が痛み、肩がこっていると感じる、とされています。

急な肩こり・肩の痛みは、朝晩冷えたときに薄着をしていたり、冷凍食品を扱うスーパーの担当さんや漁師さんのように、寒い環境で過ごすことからも誘因されます。

肩こり解消にいい食材

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・血と気の流れを改善する青魚、なす、玉ネギ、ニンニク、紅茶など。

・ストレスによる肩こりには、気の流れを良くする柑橘系や香草類、ハーブティーなど。

・寒さの冷えによる肩こりには、体を温める生姜やニンニク、シナモン、酒、エビ、唐辛子、紅茶など。

肩こりをほぐす手当て

・肩、腕、首を動かしてこりをほぐす。

・仕事や家事の合間に、目のツボ押し。

・入浴は肩まで浸かって血行を促進。シャワー派は首のつけ根あたりに湯を当てて血流を促す。

腕と首まわしストレッチ

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腕をぐるぐるまわして首をゆっくり前後・左右に倒す。

肩落としストレッチ

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肩全体をできるだけ上げて、その後力を抜いて、肩を落とすようにする。肩を上げ下げする。

注意事項

・不調の症状については、必ずその症状があらわれるとするものではありません。あくまで可能性の1つとしての症状と養生のヒントになります。
・養生の効果には個人差があります。すべての方に効果があるとは限りません。
・妊娠中の方、特定の疾患や何らかの治療を受けている方は、養生を行う前に医師や専門の医療機関へご相談ください。また、養生が体に合わない場合、心身に異常や不快を感じた場合は、ただちに中断してください。
・本書の情報は2020年8月時点のものです。それ以降に、新しい見地が発表される場合もあります。

 
※本記事は田中友也(著)、くぼあやこ(イラスト)の書籍『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』から一部抜粋・編集しました。
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