こんにちは。認知症で要介護4のお義母さん(姑)と、
リウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の在宅介護を経験した嫁のバニラファッジです。
今回のお話は、お義母さんの不穏な行動が加齢による物忘れではなく「認知症」であると確信した時のお話です。
前回のエピソードはこちら:「5万円返してもらってない!」義母の異変に気づいた時のこと
暖かい陽射しに誘われて、お義母さんが中庭に出てきました。
そしてポケットから何か出して、縁側に腰掛けました。
その時、お義母さんがポケットから出したのはホチキスでした。
そして自分の指をホチキスの針の下に
差し込んだのです!
慌ててお義母さんに駆けより、ホチキスを取り上げました。
私は、お義母さんが「あらやだ、私ったら間違えちゃった」って笑いだすのを
期待しましたが、それはありませんでした。
その時のお義母さんは、私の言っていることも理解できないようでした。
そして、その日の午後に...
その時のお義母さんは、ホチキスと爪切りの違いを理解しているようでしたが、
間違えてしまった自分の一連の行動の記憶がありませんでした。
この出来事をきっかけに、お義母さんは
加齢による「物忘れ」ではなく「認知症」なんだと認識しました。
そしてその後、お義母さんを病院に受診させようとしましたが
本人に「認知症」の自覚がないので、それはそれでまた大変なのでした。
次の記事はこちら:ああ言えばこう言うお義母さんに、認知症のテストをしてみた
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ブログ「7人家族の真ん中で。」管理人。夫と3人の子ども、姑と姑の妹(おばさん)の7人家族でしたが、一昨年、昨年と続けておばさん(88歳)と姑(94歳)が他界。頭はしっかりしているけど、リウマチと骨粗鬆症で車椅子生活の叔母さんと身体は丈夫だけれど認知症の姑を在宅介護した日々をあれこれ思い出しながら描いていきます。著書に『スーパー嫁の汗と笑いの在宅介護: お義母さん!トイレはこっちです』『7人家族の真ん中で。』『91歳毒舌系女子、喧嘩を売って生きてます』などがある。