中高年向けの学習講座が流行のきざし!? 学びたがる「まなミドル」が増えている

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リクルートが発表した2018年トレンド予測によると、大学院のキャンパスや資格スクールにて、40代、50代の中高年世代が目立ち始めたそうです。でも、彼らミドルたちが学ぶのは趣味・教養目的ではなく、これからも長く活躍し続けるための準備なのだとか。

なぜ、いまミドルが趣味・教養目的ではなく、これからの準備をするのでしょうか? そして、これまではどんなことが「学び」の障壁となっていたのでしょうか?

その理由をご紹介するとともに、そんな学習意欲の高いミドル=「まなミドル」たちが、どのような講座で「学び」を実践しているのかをお伝えします。

ミドルの抱くさまざまな不安

企業内の年齢構成や組織構造の変化にともない、企業の方針も大きく変わりました。ポスト不足と現場の実務者不足が相まって、いまのミドルたちは同一ポストに滞在する期間が長期化し、成長の不足と停滞感を感じているんだそうです。

さらに、終身雇用が崩れたり、年金制度が揺らいでいることもあり、将来の経済的不安がつねにつきまとっています。寿命も伸び、いまや「人生100年」とも言われる時代になり、「どんな仕事に就けるのか?」「継続的に働けるのか?」といった将来の雇用不安も、日増しに高まっています。

これまでは「費用がかかる」「時間がない」「講座がない」という3つの障害によって、ミドルたちはその準備をためらっていました。しかし、いまは政府の支援や環境の変化により、徐々にその障害が取り除かれつつあります。

「費用がかかる」→2018年専門実践教育訓練給付金制度の充実で給付金が70%に
「時間がない」→働き方改革で拘束時間が減少!
「講座がない」→経験者を対象とする講座が増加

2018年はこれらの制度の充実により、さらに「まなミドル」が増えると予測されています。

厚労省.png厚生労働省公式サイト「専門実践教育訓練給付金制度に関するよくあるご質問」より

「まなミドル」が好む講座とは?

「まなミドル」の学びのプロセスは、若手が一人前を目指す学びとは大きく異なります。いまある経験や知識を、社外でも通用する価値にするために学び、老後への備えやキャリアチェンジとしての資格や知識、スキル取得を目指すのです。

以下はリクルートのトレンド予測に掲載されていた、そんな「まなミドル」たちの実例です。

CASE1:リース系企業勤務・岩野直樹さん(47歳)
土台「ファイナンス知識」
震災復興NPOに参加したことで、自分のファイナンス知識が希少であると気づく。体系的に学び直すために、ビジネススクールに入学。
獲得中「広く応用可能な事業経営の知恵」

CASE1:メーカー勤務・窪田稔さん(54歳)
土台「マネジメント経験」
転職先を探すうちに、マネージャーとして培った育成や採用の経験が持つ可能性に気づく。その後、苦労しながら学習し、GCDF-Japanキャリアカウンセラー資格、キャリアコンサルタント国家資格を取得。
獲得「カウンセリングスキル」

大学ネット.pngリクルート運営・社会人のための大学・大学院検索サイト「大学&大学院.net」

現在は、経営者やコンサルタントを目指す専門講座も、広く開設されるようになりました。それにともない、大人向けの学習の場を探す検索サービスも充実してきています。これからも長く活躍し続けるためにも、この機会に「学び」のさまざまな講座を検討してみてはいかがでしょうか。

文/千葉洋一

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