「退職金でローン完済」は老後破産を招く!?絶対に損をしないローンの組み方

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人生最大の買い物ともいわれるマイホームの購入。『家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本』の著者であり、現役公認会計士の人気ブロガー・千日太郎氏は、不動産会社の営業マンの話をうのみにしてローンを組んではいけない、と忠告します。

千日氏は「買い物の判断の物差しを、そのまま家の購入に持ち込んではいけない」と指摘。損得に支配されてしまうと、営業マンにコントロールされやすくなってしまうのだそう。住宅の購入は「買い物」ではなく「人生のプロジェクト」という視点を持ち、家族と自分の人生を守るための資金計画を慎重に行うことが必要なのだといいます。

 
「退職金で完済する」は老後破産の危険大!

不動産会社や銀行が行う住宅ローンのシミュレーションで、返済期間を勝手に最長の35年で計算されてしまうのは、有名な"あるある"のよう。そうすることで毎月の返済額の負担が減るように見え、私たちの心理的ハードルも下がります。しかし、安易に35年ローンを組むのは危険だと千日氏はいいます。

なぜなら、多くの人は35年経つ前に定年退職を迎えてしまうから。定年前に計画的に繰り上げ返済をせず「退職金で完済しよう」と考えていると、十分な額の年金が受け取れなかった時、老後破産する確率が高くなってしまうのだそうです。

住宅ローンの完済は、基本的に現役時代の給料を貯蓄して行います。退職金は老後資金にあてる、余裕を持った返済計画を立てましょう。自分が老後を生きるための繰り上げ返済のハードルの高さをセーブするのです。

 

勧められるままに「変動金利でローンを組む」はNG

ローンを組む時に悩ましいのが、「銀行が必要に応じて金利を変動させる」タイプの変動金利にするか、「借入期間にわたり金利を固定する」タイプの固定金利にするかということ。不動産会社のチラシに書かれている毎月の返済額はすべて変動金利を前提としているので、安い金額で購入することができるような錯覚を受けるのだそう。

しかし、完全に銀行の支配下にある金利の上昇リスクを甘く見てはいけない、と千日氏は指摘します。計画的な繰り上げ返済でローン残高をコントロールできたり、転勤などで今後マイホームを手放す可能性があったりする人以外は、固定金利も事前に検討しておくと安心だといいます。

家族の夢がつまったマイホームの購入で、後悔はしたくないもの。与えられる情報をうのみにするのではなく、自分自身で正しい情報を把握することから、マイホーム計画を始めてみませんか。

 

文/佐藤結衣

家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本

千日太郎/日本実業出版社) 

現役公認会計士の著者が伝授する、不動産会社や銀行が秘密にしたい本当に満足できる家の買い方、住宅ローンの選び方。知らないというだけで損をしないための、マイホーム計画を立てる際のコンパスとなる一冊です。

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