【新NISA】思い立ったらすぐ始めるのがベストな「積み立て投資」

【新NISA】思い立ったらすぐ始めるのがベストな「積み立て投資」 12764002_615.jpg

『知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです』 (投資塾ゆう/KADOKAWA)第2回【全7回】

誰もが投資を始めやすいように制度が改定され、資産形成しやすくなったと話題の新NISA。制度のポイントでもある「積み立て投資」は、毎月一定額で決まった金融商品をコツコツと買い続ける初心者にもおすすめの投資方法です。 YouTubeで人気の投資アドバイザー「投資塾ゆう」さんによる著書「知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです」(KADOKAWA)では、この「積み立て投資」の魅力や、失敗しないコツを紹介しています。 投資のプロによる新NISAをフル活用する投資法を一緒に学んでいきましょう!

※本記事は投資塾ゆう著の書籍『知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです』から一部抜粋・編集しました。

【積み立て投資の魅力】タイミングを計らなくて良い

一度にまとめて投資する一括投資の場合は、投資したあとに下落相場に見舞われると、大きな含み損を抱えることになります。市場環境が回復すれば利益に転じることも十分期待できますが、それには長い時間を要することもあります。

このため投資タイミングは慎重に見極める必要があり、いつ投資すればいいのかわからず最初の一歩を踏み出せない人も少なくありません。相場が上昇していると「今は高すぎるのでは?」と心配し、逆に相場が下落していると「ここから、さらに下がるのでは?」と不安になるのです。

仮に、今の株価が1か月前より大きく上昇していて「高すぎるのでは?」と感じたとしても、今後さらに力強く上昇し、過去最高値を更新していくかもしれません。逆に、「もっと安くなってから投資したい」と様子見しているうちに、株価がグングン上昇していき、「あの時買っていたら」と後悔することも"投資家あるある"です。

もちろん、待っていれば期待通りに下落に転じることもあります。しかし、思惑通りに下落したからといってすぐ買えるかといえば意外とそうでもなく、「もっと下がるかもしれないから」と様子見したくなってしまいます。そんな時に限って、あっと言う間に反転し、「やっぱりあの時買っていたら」と再び後悔することになるわけです。

今の水準が安いのか高いのかは、将来の姿がわからなければ判断できません。目の前の値動きにいちいち翻弄されて迷っていては、一生買うことはできないでしょう。

要するに、どんなに考えても、寝ないで勉強しても、絶好の投資タイミングを完全に当てることは不可能です。できたとしても、それはたまたま運がよかっただけです。これはプロでも同じ。百戦錬磨の機関投資家であっても100%の正解を出し続けられる人はいません。

それでも、毎月投資し続ける積み立て投資であれば、いつスタートしてもOKなので迷う必要がありません。上昇していく相場に乗ることも、下落しているバーゲン相場で安く拾うことも、両方が可能になります。積み立て投資には高い時も安い時も投資を続けていくことで投資タイミングを分散する効果があるので、今が高いのか安いのかといった判断をする必要がないのです。

当然ながら、早く始めるほど投資元本が積み上がっていきます。1日も早く、思い立ったらすぐ始めるのがベストです。

◇ ◇ ◇

・本書の内容の多くは、2023年12月時点の情報に基づいています。
・本記事掲載後に法律や制度、各社サービスの内容が変更される可能性があります。予めご了承ください。
・ 資産運用には一定のリスクが伴います。売買によって生まれた利益・損失について、執筆者、出版社ならびに記事配信媒体社は一切責任を負いません。資産運用は必ず、ご自身の責任と判断のもとで行うようにお願いいたします。

 

投資塾ゆう
証券会社の営業として7年働いた後、独立して現在は投資アドバイザー。組織のノルマから解放され、お客様のサポートに集中できるようになったことで、「直接アドバイスができない人たちにも正しい投資知識を身に付けてもらいたい」と思い、YouTubeチャンネルを開設。多くの視聴者から信頼を集める。登録者数は15.8万人。

※本記事は投資塾ゆう著の書籍『知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです』から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP