
『57歳、いきいきハッピーおひとりさま暮らし』 (はりさねーぜ/KADOKAWA)第8回【全12回】
北海道で愛する犬猫と暮らすりさねーぜさん。かつては仕事一筋の多忙な日々を送っていましたが、人生の転機に「私が本当にしたいこと」と向き合い、家づくりや早期退職、そしてフリーランスとしての新たな挑戦など、自分軸で選択を重ねてきました。著書『57歳、いきいきハッピーおひとりさま暮らし』(KADOKAWA)は、彼女の半生を通して、「自分らしい生き方」を見つけるヒントが詰まった一冊です。「孤独は怖くない、怖いのは孤立」というメッセージや、周囲との心地よい距離感の取り方、日々の食生活の整え方、グレイヘアでのおしゃれなど、あなたの「これからの毎日」を楽しく、心豊かにするためのヒントが満載です。
※本記事はりさねーぜ著の書籍『57歳、いきいきハッピーおひとりさま暮らし』から一部抜粋・編集しました。
りさねーぜが答える!50代からの不安、教えてください!
Q 終活、何から始めていいやら......
A 今を精一杯生きつつ最低限の準備とリサーチはしておく
そろそろ私も始めたほうがいいのかなとは考えつつ、今は57歳。まだ「生きる」ことに重点を置きたいと思っています。「明日死ぬかもしれない」のは、何歳だろうが言えること。それならなおさら、いつ死んでもいいように、今を精一杯楽しく過ごしたいと思うのです。
莫大な遺産があるなら話は別ですが、正直、私が死んだところで大きな揉めごとは起こらないはず。唯一心配なのは犬と猫のことなので、万が一、私が犬と猫より先に死んだ場合に、面倒などをみてもらう約束は取り付けてあります。
もし脳死するようなことがあれば、すべての臓器を提供したいと免許証の裏に記載済みですし、延命治療も一切しないでほしいと妹には伝えてあります。
ただ、これから先、身内や頼れる友人がすべて亡くなり、私だけが長生きしたら......。死後事務委任契約というサービスがあることを知ったので、そういったものを利用しようかと考えています。
【TRY!】ノートを作ってみるなど、どうでしょう?

私は、自分のお墓もお葬式も必要ないという考え方なのですが、死んでしまってからでは、それを伝えることができません。なので、ノートにいろいろ書き残しておこうと思っています。こういうことって、身内からは聞きにくいでしょうし、自分の意思を元気なうちに書き留めておくことは、残された人も助かるんじゃないかと思うんですよね。






