はつらつと元気に見えて着回しもラク。75歳のバッグ作家が「ファッション術」を公開

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『75歳、心が弾めば人生は楽しい』 (江面旨美/KADOKAWA)第1回【全8回】

「若く見えるより、元気に見えるほうが得だなって思う」と話すのは、umamibags(ウマミバッグ)クリエーターの江面 旨美さん。デザインし、縫製し、個展で販売する...という流れを75歳の現在までひとりで続けてきた彼女が、日々大切にしているのは「心が弾む」ことです。書籍『75歳、心が弾めば人生は楽しい』(KADOKAWA)には、彼女のさりげなくオシャレなファッションをはじめ、心の静穏をもたらすインテリア、自身の健康、家族、付き合いなど、ライフスタイルのすべてが詰まっています。そこにつづられた言葉から、年齢を重ねても心豊かに生きるヒントが得られるはずです。

※本記事は江面旨美著の書籍『75歳、心が弾めば人生は楽しい』から一部抜粋・編集しました。

心が弾むおしゃれとは?

おしゃれは、派手でも地味でも、それが自分に似合っていれば、人の目など気にせずに楽しめばいいと思います。似合うかどうか、自分で見定めるのはなかなか難しいけれど、私が大切にしているのは、心が弾むかどうか。この感覚を軸に、その時々の年齢や体形、流行、生活に合うかどうかを考えて、たどり着いたのが、今の私のスタイルです。

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私は髪も染めないし、口紅以外、お化粧もしないから、どうしても年齢は出てしまいます。だからと言って、後ろから見ると20代に見えるようなファッションは、ただイタいだけ。若く見せようとすることは、損こそしても、決してお得ではありません。むしろ加齢による変化は素直に受け入れて、「はつらつと元気に見えること」を大切にして、おしゃれを磨きたいと思います。

今は、シンプルでマニッシュなものが中心です。柄も装飾もなく、白、紺、黒、ベージュなどベーシックな色が基本。こういう服は着回しが利いて、コーディネートしやすいです。洋服にかけられるお金は限られているので、経済的でもあります。ただ、シンプルなものは、どうしても単調になって、いつも同じような装いに見えてしまいがち。だから、アクセサリーやメガネ、靴やバッグ、スカーフなどデザイン性のある小物類で変化をつけ、元気に見えるようにしています。

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気をつけているポイントをもう一つ。姿勢です。ある方をお手本に学んだのですが、姿勢次第で、おしゃれに見えるかどうかが決まります。日頃から意識して、背筋を伸ばして大股でスッスッと歩く。シャンとして、気持ちも上がります。

 
※本記事は江面旨美著の書籍『75歳、心が弾めば人生は楽しい』から一部抜粋・編集しました。
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