ついに私も年金がとの喜びもつかの間、少なさにびっくり、がっかり!

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ペンネーム:やまやま
性別:女
年齢:60
プロフィール:保険関連の仕事をしていました。ファイナンシャルプランナー2級の資格を持っています。1991(平成3)年頃には、郵便局や生命保険会社で国の年金と同じ、終身年金が販売されていたのですが、当時は知りませんでした。知っていれば加入していたのにと、年金の減額にためいきばかり。

私もとうとう60歳。50歳を迎えた時よりも、ショックは大きいように思います。確かに体力は落ちる一方だし、昔のことは鮮明に覚えているのに、昨日の夕飯のおかずがなかなか思い出せないし、自分が思い描いていた60歳らしいなぁと思うこの頃です。でも、衰えたなんて思いたくないと、むだな抵抗をしてしまいます。


60歳になることで、唯一楽しみなのが年金をもらえることでした。私は、1956(昭和31)年生まれ。老齢基礎年金は65歳からですが、厚生年金の報酬比例部分は60歳からもらえるのです。
年金には、公的な国民年金(基礎年金)と厚生年金、そして一部の企業が設立し運営する厚生年金基金などがあります。
私が最初に勤務した会社と次の会社は、厚生年金基金に加入していました。OLをしていた20代の頃、会社を退職する同期が「厚生年金基金を脱退することにしたら、36万円ほどもらえる」と言っていたのを覚えています。脱退してお金をもらうことにしたのは、彼女がレストランのオーナーと結婚することになって、会社勤めはもうしないと決まったからだと思います。ただ、50代半ばになって、年金の勉強をした私は、ふと昔の彼女の決断を思い出し脱退しない方がよかったのではと思いました。厚生年金基金は、60歳から自身が亡くなるまでずっともらえるのですから、脱退しないほうがお得だと思うのです。私はいくらくらいもらえるのか、ワクワクしていました。


私は30歳で結婚するまで勤めていた会社での厚生年金の加入が10年。主婦になって働いた会社で約4年厚生年金に加入していたので、合計すると14年の加入になります。

2012年に届いた年金定期便では、60歳からもらえる年額は15万円台と書かれていました。ですが、実際もらえる金額は、4万円ほど少なく、11万円台でした。これは大ショックです。減額は想定外でした。

厚生年金基金は、会社を退職した時点で将来もらえる年額が書かれたはがきが自宅に届きます。私にはがきが届いたのは1983年、今から30年以上前の事です。私は2社で加入しており、企業年金連合会からのはがきには、将来もらえる年額合計は11万円台と書かれていました。

でも、60歳直前に届いたはがきでは、実際もらえる年額は7万円台になっていたのです。まさか、ここまで少なくなっているとは思いませんでした。長く働いた方の会社は、当時従業員数5,000人ほどの会社でした。私が退職してから1部上場し、ここ2、3年テレビのCMでも見かけるようになっていました。だから、私は単純にもらえる年金の額が少なくなるはずはないと信じ込んでいました。友人にこの話しをしたら、会社の規模は関係ない、企業連合会の運営状態によるのだと言われてしまいました。私は会社個々の運営と思っていたので、本当にがっかりしました。

厚生年金は、2カ月分を偶数月の15日に、厚生年金基金は6月と12月の1日に振り込まれます。1カ月で換算すると約16,000円です。主人は、64歳。まだ働いてくれていて現役の時と同じ収入があります。ですが、定年後現在の会社でいつまで働くのかわからないので、これからが心配です。

私は50代に保険の仕事をして、保険会社が個人年金保険を販売していることを知りました。長く保険料を払うのは大変ですが、払ったより多くもらえるこの個人年金に加入しておけばよかったと思います。個人年金は10年、15年、20年と限られていますが、あればずいぶん助かるはずです。若いときに、60歳になったときのことをもう少し考えておけばよかったとつくづく思います。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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