こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】自力で起き上がれない義母。床で寝ていた彼女の隣に目を疑う光景が!
クリスマスや年越しなど何かと落ち着かない12月。
年末年始は介護サービスがお休みになってしまうところが多いので、その間自分たちで対処しなくてはならず、介護家庭は違った意味で落ち着きません。

曜日のめぐりあわせが悪いと丸々1週間利用できず、その間二人が家に居るのもさることながら、入浴も家で何とかしなくちゃなりません。
一番の問題は訪問看護です。
摘便頼りになっている義父の排便をどうしたものか本当に悩ましい。

12月最後の訪問看護でしっかり出してもらったとしても正月休みの間どう対処したものか...
始末が悪いことに当の本人の自覚は全くありませんから

そのあとの大惨事発生は予想に難くないのです。
そんなこんなで悩んでいたら

訪問看護師さんが救いの手を差し伸べてくれました。

ああ神さま仏さま訪問看護師さま。
年末年始、どこの訪問看護ステーションでも対応してもらえるわけではないのでしょうが、担当の看護師さん、無理をして調整してくださったのだと思います。

・・・そうでした。
2日は義弟一家来訪予定の日でした。
今ではお正月だけ顔を見せに来る義弟。
あと何回両親の顔が見られるか分からないことを考えると、実の息子である義弟が来てくれることはやぶさかではないのですが、このところ『いつ来るのか』『誰が来るのか』ギリギリまで連絡がなく、迎える側の私たちがヤキモキするお正月が続いていたのです。
それにこれまで皆が集まっていたリビングは義父母の介護ベッドが2台据え置かれ、すっかり『介護部屋』となっています。
去年はまだ義母のベッドだけでしたので 大人6人幼児1人の義弟一家が来ても辛うじてしのぐことができましたが、今年は全員が座る余地さえありません。
ところが

と、としお氏に伝えていたにも関わらず、結局先方から連絡が来たのは来訪前日1日の夕方でした。
しかも

としお氏がどう伝えたか分かりませんが、こちらの思いは全く伝わっていない様子。
もともと夫婦仲が微妙な義弟ですから伝達もうまくいかず「まぁ正月だから1回くらい顔出さんと...」と、義務感で集まっちゃったかもしれません。
もうこうなったら訪問看護と日が重なった2日に全員に介護家庭の実情を知ってもらうのもいいかと

なんて言ってた私たちでしたが、スケジュール調整した訪問看護師さんが来てくれるのは午前、義弟たちが来るのは午後で、残念ながらバッティングは叶わず(チェッ)。
もっともほんの数時間、チラッと見たところで介護の実情は分かりませんし、義弟側のここ数年の年末年始の態度から、お互いの深い歩み寄りがなくては共有が実に難しいことは既に諦めとともに強く感じていました。
どうすれば良かったのか今でも答えは出ていません。
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